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RMAN を使用した、別のホストへのデータベースのリストア

RMAN を使用して別のホストにデータベースをリストアできます。

RMAN を使用して別のホストにデータベースをリストアする方法

1. RMAN カタログから、リストアするデータベースの db_id 値（データベースID）を取得します。そのためには、以下のコマンドを入力します。

   sqlplus <rman user>/<rman password>@<rman service>
   SQL> select db_key, db_id, bs_key, recid, stamp, backup_type, start_time, status from rc_backup_set;
   

2. リストアするデータベースに対応する db_id 値を確認します。
3. ソース データベース内の各データ ファイルのファイル番号と場所を確認します。以下のコマンドを入力します。

   SVRMGR> select file#, name from v$data file;
   

4. <host1> の $ORACLE_HOME/dbs から init<$ORACLE_SID> ファイルを <host2> にコピーします。
5. $ORACLE_HOME/dbs/init<$ORACLE_SID>.ora を編集し、<host2> の新しいディレクトリ構造をすべてのパスに反映させます。
6. SQL*Net 設定を実行し、<host1> および <host2> にインストールされたデータベースの両方から RMAN カタログを表示できるようにします。
7. Oracle パスワード ファイルを <host2> で設定します。以下のコマンドを入力します。

   orapwd file=$ORACLE_HOME/dbs/orapw$ORACLE_SID password=kernel.
   

8. nomount オプションを使用してデスティネーション データベースを起動します。以下のコマンドを入力します。

   SVRMGR> startup nomount pfile=$ORACLE_HOME/dbs/init<$ORACLE_SID>.ora
   

9. 制御ファイルをリストアします。以下のコマンドを入力します。

   Note: You will need the db_id you obtained in Step 2.

   rman rcvcat <rman username>/<rman password>@<rman service>
   

   RMAN> set dbid=<source database db_id value>
   

   RMAN> connect target <username>/<password>;
   

   RMAN> run {
   

   RMAN> allocate channel dev1 type 'sbt_tape';
   

   RMAN> restore controlfile;
   

   RMAN> release channel dev1;
   

   RMAN> }
   

10. デスティネーション データベースをマウントします。以下のコマンドを入力します。

    SVRMGR> alter database mount;
    

11. 手順 3 で確認した場所を使用して、RMAN スクリプト内の各データ ファイルの新しい位置を確認します。
12. 手順 11 で確認した新しい場所を使用してデータベースをリストアします。以下のコマンドを入力します。

    rman target <username>/<password> rcvcat <rman username>/<rman password>@<rman service>
    

    RMAN> run {
    

    RMAN> allocate channel dev1 type 'sbt_tape';
    

    RMAN> set newname for data file 1 to '<new path>'
    

    RMAN> set newname for data file 2 to '<new path>'
    

    ...
    

    RMAN> restore database;
    

    RMAN> switch data file all;
    

    RMAN> release channel dev1;
    

13. リストアされた制御ファイルを使用してデータベースをリカバリします。以下のコマンドを入力します。

    SVRMGR> recover database using backup controlfile until cancel;
    

14. resetlogs オプションを使用してデータベースを開きます。以下のコマンドを入力します。

    SVRMGR> alter database open resetlogs;
    

15. ORA-00344: unable to re-create online log %s というエラーメッセージが表示された場合は、以下の手順に従います。
    1. オンライン REDO ログの各ファイル名を変更します。以下のコマンドを入力します。

       SVRMGR> alter database rename file <online redo log #1 path> 
       to <online redo log #1 new path>;
       ...
       SVRMGR> alter database rename file <online redo log #1 path> 
       to <onlne redo log #n new path>;
       

    2. Oracleデータベースを開きます。以下のコマンドを入力します。

       SVRMGR> alter database open resetlogs;