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概要

Arcserve では、パッチを使用して、改良された製品（発行済みパッチ）をユーザに提供します。パッチを通じて、バグの修正、新しいハードウェアのサポート、パフォーマンスとセキュリティの拡張が配布されます。（サービス パックのリリースは、Arcserve Backup Patch Manager によって配布されません。)

これまで、Arcserve Backup ユーザは、パッチがリリースされると手動でダウンロードして適用する必要がありました。また、修正やパッチがリリースされていないかどうかを確認するために、頻繁に Arcserve サポートの Web サイトにアクセスする必要がありました。Arcserve Backup Patch Manager は、このプロセスを簡略化し、Arcserve Backup インストール環境を最新のパッチおよび更新で自動的に最新の状態にするための迅速で容易、かつ信頼できる方法を提供します。Arcserve Backup Patch Manager は、Windows 上で動作する Arcserve Backup （およびエージェント）と Arcserve を結ぶリンクであり、インストール済みの Arcserve Backup を自動更新したいすべてのマシンにインストールする必要があります。

Arcserve Backup Patch Manager は以下の機能を提供します。

• すべての新規および利用可能なパッチを確認する。
• 重要なパッチを自動で確認し、ダウンロード、インストール、アンインストールの実行中に選択したパッチに対する依存ルールを判断する。
• 利用可能なパッチのダウンロードおよびインストールを自動（重要なパッチの場合のみ）または手動でトリガする。
• パッチの自動ダウンロード/インストールに対するカスタムのスケジュールを指定する（重要なパッチの場合のみ）。
• 新しいパッチが利用可能になった場合、ダウンロードされた場合、インストールされた場合に電子メール通知を自動で送信する（設定された場合）。
• パッチがインストールされた Arcserve Backup の現在の状態を表すレポートを生成し、サーバ上でダウンロード、インストール、アンインストールされたパッチの履歴を表示するレポートを生成する。この包括的なレポート機能により、どのマシンについてもパッチの完全なステータスを把握するのに役立つレポートに簡単にアクセスすることができます。
• 特定のパッチに関する便利なツールチップを表示する（例: パッチのダウンロード日、パッチのインストール日、パッチの種類など）。
• 「アラートおよびメッセージ」を迅速かつ容易に参照できる情報ペインに表示する。これらのアラートおよびメッセージには、前回の確認の日時、新しいパッチの数、パッチの分類（重要、セキュリティ更新、デバイス パッチなど）の情報が含まれます。
• Arcserve サポートの Web サイトで発行されたパッチの Readme を表示する。特定のパッチの詳細または追加情報については、Arcserve テクニカル サポート（オンライン サポート）までお問い合わせください。
• Patch Manager サービスのステータスを GUI に表示する。
• クライアントとステージング サーバから Arcserve のテクニカル サポートに（直接またはプロキシ サーバ経由で）接続するように設定する。
• インターネットへのアクセスが制限されたデータ センターに対してステージング サーバを使用する。
• ステージング サーバとして展開された Arcserve Backup Patch Manager が、すでに存在する別のステージング サーバを参照する。
• プロキシ サーバを使用する。
• 必要に応じて手動でパッチをアンインストールする。
• Arcserve Backup Patch Manager が自己パッチが利用可能になった場合に自身を更新する。

  注：Arcserve Backup Patch Manager へのパッチは、［Product］ドロップダウン メニューまたは［Patches Update］ペインには表示されません。自己パッチは常と重要なパッチとみなされ、すべてのアクション（更新の確認、ダウンロード、インストール）は、スケジュールに従って自動的に実行されます。