有効期限を確認することによって、メディアの使用時間を判断することができます。通常、メディアの寿命はパスの回数によって決まります。「パス」とは、ストレージ ドライブのヘッドがメディアの特定の位置を「パス(通過)」することを指します。たとえば、検証なしのバックアップではパスが 1 回であり、検証を行う場合はパスが 2 回です。
一般的なテープの製造元では、テープの有効寿命を 500 ~ 1500 パスとしています。このパス数を超えたからといって、ただちにテープが使用不可になるわけではありませんが、エラーの発生率が高くなる可能性があります。
有効期限は、テープの使用方法や使用計画に基づいて決定する必要があります。テープを頻繁に使用する場合(たとえば、週に 2、3 回)は、フォーマットの日付から 1 年以下を有効期限に設定してください。逆にテープの使用頻度が低い場合(月に 1、2 回程度など)、有効期限はフォーマット日の 2 ~ 3 年後に設定することをお勧めします。
メディアが有効期限に達すると、Arcserve Backup は、期限の切れたメディアに上書きができない旨を通知します。この状況を改善するには、以下を行って期限の切れたメディアにバックアップ データを追加するように指定できます。
The Global Options dialog opens.
[最初のバックアップ メディア]セクションでは、[追加]、[OK]の順にクリックし、ジョブを再サブミットします。
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