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ドライブの連続クリーニングの動作

バックアップ ジョブの実行中にテープ ドライブの汚れが検出されることがあります。テープ ドライブのクリーニングにより、多数のテープ ドライブおよびメディア エラーを解決できます。

Arcserve Backup でドライブの連続クリーニングを行うには、セットアップ中に指定したテープ クリーニング スロットにクリーニング テープを装填し、クリーニング スケジュールを指定しておく必要があります。クリーニング スケジュールを指定しなかった場合は、デフォルトで、100 時間ごとにテープ クリーニング処理を実行するようにスケジュールが設定されます。

バックアップ ジョブ中に Arcserve Backup でテープ ドライブの汚れが検出され、クリーニング スロットが設定されている場合は、以下の分析と処理が自動的に実行されます。

Arcserve Backup で、ジョブを継続するためにテープ ドライブのクリーニングが必要と判断された場合は、以下の処理が行われます。

  1. Arcserve Backup がジョブを停止します。
  2. ライブラリはテープをホーム スロットに戻し、テープ ドライブをロックします。
  3. Arcserve Backup からクリーニング処理が指示されます。
  4. ライブラリはテープをクリーニング済みのドライブに戻し、テープとバッファの位置を調整します。
  5. Arcserve Backup がジョブを再開します。