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エージェントによる VMware 環境の保護方法
エージェントを使用すると、バックアップ プロキシ システムを使用した raw VM (フル VM)バックアップ、ファイル レベルの VM バックアップ、および混在モードの VM バックアップを実行できます。
以下の図に、バックアップ プロキシ システムを使用して VMware イメージまたはファイルをバックアップするためのネットワーク アーキテクチャを示します。
- Arcserve Backup のプライマリ サーバまたはメンバ サーバは、バックアップ ジョブの実行時に、バックアップ プロキシ システム上で実行している Agent for Virtual Machines と通信します。エージェントは VM のスナップショットを作成し、そのスナップショットをバックアップ プロキシ システム上で、デフォルトでは Client Agent for Windows のインストール ディレクトリにマウントまたはエクスポートします。
- バックアップ モードで[ファイル レベル リストアを許可する]がオンになると、Arcserve Backup は、VM のボリュームを示すカタログ ファイルを作成します。
- Arcserve Backup はターゲット バックアップ メディアに VM およびカタログをバックアップします。
注:デフォルトのマウント パスを変更する場合の詳細については、「VM の一時的なマウント場所の指定」を参照してください。
ご使用の環境でこのアーキテクチャを展開する場合、以下の点を考慮してください。
- エージェントは、Arcserve Backup プライマリ サーバまたはスタンドアロン サーバにライセンスされている必要があります。
- VMware Windows VM で raw (フル VM)バックアップを実行する場合、ファイル レベル リストアを提供するためにエージェントを VM にインストールする必要はありません。ファイル レベル リストアは、raw バックアップから自動的に提供されます。ただし、リストアを実行するときにはエージェントがインストールされている必要があります。詳細については、「エージェントのインストール先」を参照してください。
注:この機能を活用するには、サーバおよび Agent for Virtual Machines を Arcserve Backup r17 リリースにアップグレードする必要があります。
- Microsoft .NET Framework Version 2.0 以降がバックアップ プロキシ システムで実行されている必要があります。
- VM が SAN LUN 上に配置されている場合、LUN は、VMware ESX ホスト システムおよびバックアップ プロキシ システム間で共有され、同じ LUN 番号が割り当てられている必要があります。バックアップ プロキシ システムの LUN に署名することはできません。
- raw(フル VM)レベル バックアップ方式では、特定の VM に関連付けられたディスク全体および環境設定ファイルがコピーされ、これによって VM 全体をリストアできます。
惨事が発生したり、 オリジナルの VM が完全に喪失した場合に、raw レベル バックアップを使用して VM を復旧することができます。
- ファイル レベル バックアップ方式では VM 内のディスクに含まれている個別のファイルのコピーを作成でき、これに全ファイルを含めることもできます。
この方式は、破損または誤って削除したファイルをリストアするような状況で使用できます。
- 混在モード バックアップでは、フル VM (raw)モードでの週単位のフル バックアップとファイル モードでの日単位の増分および差分バックアップで構成される GFS およびローテーション バックアップ ジョブを 1 つのバックアップ ジョブとして実行できます。
この方法を使用してデータを効率的な raw (フル VM)でバックアップし、またデータをファイル レベルの精度でリストアします。
注:最新の Arcserve Backup リリースでは、Agent for Virtual Machines が VM にインストールされている必要がありません。そのため、混在モード バックアップ方式で増分バックアップ ジョブを実行する場合、増分バックアップ ジョブを実行するために選択できるのは、プロキシ サーバ上で VDDK を使用するオプションのみです。
- バックアップ ジョブをサブミットすると、VM の raw (フル VM)レベルまたはファイル レベルのバックアップを実行することができます。ジョブが実行されるプライマリ サーバまたはメンバ サーバを指定する必要があります。
重要:VM のファイル レベルのバックアップを実行するには、VMware をサポートしている Windows オペレーティング システムが VM にインストールされている必要があります。
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