バックアップ マネージャのデスティネーション オプション
デスティネーションは、バックアップ メディア デバイスまたはディスクのことを指します。バックアップ マネージャの[デスティネーション]タブを使用して、グループとデバイスを参照し、選択できます。
注: クラウドに直接バックアップ ジョブをサブミットするすることができます。詳細については、リンクを参照してください。
バックアップ マネージャの[デスティネーション]タブには、以下のバックアップ オプションがあります。
マルチプレキシング
以下のオプションは、Arcserve Backup がマルチプレキシングを制御する方法を指定します。
- [最大ストリーム数] -- 1 つのテープに同時に書き込み可能な最大ストリーム数を設定します。デフォルトのストリーム数は 4 であり、サポートされている範囲は 2 ~ 32 です。
注: マルチプレキシングは、UNIX/Linux Data Mover バックアップ ジョブではサポートされていません。
マルチ ストリーミング
マルチ ストリーミング オプションでは、単一のバックアップ ジョブを複数のジョブに分割して、システムにある使用可能なテープ デバイスをすべて利用しながらバックアップを完了できます。詳細については、「マルチ ストリーミング」を参照してください。
[グループ]および[メディア]フィールド
[グループ]および[メディア]フィールドを使用して、バックアップ ジョブに使用するデバイス グループを指定します。
- [グループ]または[メディア]フィールドにアスタリスクを入力すると、グループ内の使用可能な最初のドライブとメディアが使用されます。
- 利用可能な任意のグループを使用する場合は、[任意のグループを使用]オプションをオンにします。
メディア プール
バックアップ ジョブに使用する具体的なメディア プールを指定する場合に、このオプションを選択します。
以下の点に注意してください。
- メディア プールを選択すると、選択したデスティネーションおよびバックアップ オプションでジョブの実行時に制限や競合が発生しないかどうかが、Arcserve Backup によって自動的に確認されます。Arcserve Backup で競合が検出された場合は、警告ダイアログ ボックスが表示されます。
- クラウド デバイスはメディア プールに割り当てることができません。
サーバ
このフィールドには、Arcserve Backup ドメインにあるプライマリ サーバおよびメンバ サーバの名前が表示されます。
- 注: Central Management Option をインストールしなかった場合は、現在のサーバの名前が表示されます。
[ステージング有効化]がオンになっている場合は以下のとおりです。
デデュプリケーション ポリシー
このボタンをクリックして、[デデュプリケーション パージ ポリシー]ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスを使用して、フル バックアップおよび、差分/増分バックアップについてのパージ ポリシーを設定できます。
インラインで複製を作成
このチェック ボックスをオンにして、[グループ]、[重複したメディア プレフィックス]、および[重複したメディア プール プレフィックス]フィールドを有効にします。これらのフィールドを使用して、ダブル テープ コピーを実行できます。ダブル テープ コピーでは、2 つの最終的なデスティネーションにデータを同時にマイグレートできます。 デバイスの 1 つが使用不可能になってもマイグレーション ジョブを続行できるように、タイムアウト値を設定して、追加のバックアップ メディアが別のデバイスでマイグレーション ジョブを続行できるようにすることができます。タイムアウト値を設定しない場合、最初のバックアップ メディア タイムアウトが完了すると、データ マイグレーション ジョブは失敗します。タイムアウト値設定の詳細については、「バックアップ のバックアップ メディア オプション」を参照してください。
- 注: ダブル テープ コピーを実行するには、ご使用の環境で、必ずディスク ステージング デバイスを設定してください。
グループ
ドロップダウンからデバイス グループを選択して、重複の作成位置を決めます。
- 注: 使用可能なデバイス グループは、テープ/チェンジャ グループおよびファイル システム デバイス(FSD)グループのみです。バックアップ ジョブがサブミットされ、同じデバイス グループが最終的なデスティネーションおよび重複したデスティネーションの両方で選択されると、アプリケーションは 2 つ以上のドライブがあることを確認します。
重複したメディア プレフィックス
このフィールドでは、重複させるメディア名のプレフィックスを指定できます。たとえば「CPY_<メディア名>」と名付けることができます。
重複したメディア プール プレフィックス
このフィールドでは、重複させるメディア プール名のプレフィックスを指定できます。たとえば「TEST_<メディア プール名>」と名付けることができます。
注: ディスク ステージングを使用してデータをバックアップするには、デバイス環境設定とデバイス グループ環境設定を使用して、ステージング デバイスを設定します。詳細については、「バックアップ ステージング方式」を参照してください。
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