Arcserve Backup データベースのリストア(異なるドメイン)
Arcserve Backup データベースのリストア(異なるドメイン)
このセクションでは、Arcserve Backup データベースをリストアする方法と、異なる Arcserve Backup ドメインに存在する Arcserve サーバを使用して、どのようにデータベースがバックアップされるかについて説明します。以下のシナリオの場合に Arcserve データベースをリストアできます。
- Arcserve データベースが機能している
- Arcserve データベースは機能しないが、Arcserve データベースをホストしているインスタンスは機能している
これらのシナリオでは、Arcserve データベースをバックアップしたシステム上でバックアップ マネージャを使用して Arcserve データベースをリストアできます。
重要:実行中のジョブがある場合には、 データベースをリストアできません。Arcserveリストアの進行中に Arcserve データベースにアクセスを試みたジョブは失敗します。
異なる Arcserve Backup ドメインでバックアップされた Arcserve Backup データベースのリストア方法
- cstop バッチ ファイルを使用して、ドメインのプライマリ サーバおよびメンバ サーバで実行中のすべての Arcserve Backup サービスを停止します。
- 注: 詳細については、「すべての Arcserve Backup サービスの停止と開始」を参照してください。
- リストアするデータベースのバックアップ データを含む Arcserve ドメインにログインします。
- [リストア マネージャ]ウィンドウを開き、[ソース]タブをクリックして、[ツリー単位]方式を選択します。次に、Windows システム オブジェクトを展開し、リストアするデータベースに関連したプライマリ サーバを参照します。
- リストアするサーバを展開します。
- ご使用の環境で実行しているデータベースの種類に基づいて、以下のデータベース オブジェクトを選択します。
Microsoft SQL Server 2014 Express
サーバ オブジェクトを展開し、以下のオブジェクトを選択します。
- Arcserve Backup データベース オブジェクト
- Microsoft SQL Server の惨事復旧のエレメント
注: Arcserve Backup が、クラスタ対応の環境にインストールされている場合、リストア ジョブをサブミットする前に、Microsoft SQL Server 2014 Express サービスの状態をメンテナンス モードにする必要があります。
Microsoft SQL Server
サーバ オブジェクト、Microsoft SQL Server オブジェクトの順に展開し、以下のオブジェクト用に個別のリストア ジョブをサブミットします。
- システム データベース: [master]、[msdb]、および [model]
- asdb データベース オブジェクト
- [オプション]ツールバー ボタンをクリックします。
- [グローバル オプション]ダイアログ ボックスが表示されます。
- [操作]タブを選択し、[データベースに記録しない]オプションをオンにして、[OK]をクリックします。
- データベース リストア オプションが適用されます。
- [デスティネーション]タブをクリックし、[ファイルを元の場所にリストア]オプションを選択します。
重要:Arcserve Backup データベースが Microsoft SQL Server 2014 Express インスタンスであり、Arcserve Backup がクラスタ対応の環境にインストールされている場合、リストア ジョブをサブミットする前に、SQL Server サービスをクラスタ メンテナンス モードにする必要があります。
- ツールバーの[サブミット]ボタンをクリックし、ジョブをサブミットします。
- [ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスが表示されます。
- 注: 実行中のジョブがある場合、Arcserve Backup は Arcserve データベースを別の場所にリストアするようにメッセージを表示します。Arcserve データベースを別の場所にリストアできない場合、すべての実行中のジョブを完了させてから、Arcserve データベースをリストアします。
- [ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスでフィールドに入力して、[OK]をクリックします。
- リストア ジョブが完了したら、以下のタスクを行います。
以下の動作に注意してください。
- Arcserve Backup データベースのリストア後、データベース保護ジョブのジョブ履歴はジョブが未完了であることを示し、アクティビティ ログは不明ステータスのジョブが実行中であることを示します。この動作は、アクティビティ ログとデータベース保護ジョブのデータが Arcserve Backup データベースに格納され、そのデータがバックアップの実行中に不完全だったために発生します。
- さらに、データベース保護ジョブのステータス(完了)は、リストア ジョブをサブミットする前と同じになります。この動作は、ジョブ キューがデータベース保護ジョブのステータスを Arcserve Backup データベースではなくジョブ スクリプトから取得するために発生します。
- Arcserve Backup データベースを回復した後に実行する最初のジョブは、ジョブ ステータス マネージャ上に、その Arcserve Backup データベースのリストア ジョブと同じジョブ ID で表示されます。この動作は、Arcserve Backup データベースがリストアされた後、その Arcserve Backup データベースのリストア ジョブに割り当てられたジョブ ID が失われるために発生します。
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ディスク ステージング環境で Arcserve Backup データベースをリストアする場合は、ステージング デバイスからすでにパージされているデータが Arcserve Backup によってパージされる場合があります。警告メッセージが表示されますが、パージ ジョブは正常に完了します。
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