エージェントのインストール先
一般的には、エージェントは以下の場所にインストールすることが推奨されます。
- VMware 環境の場合は、バックアップ プロキシ システム上および保護する VM 内にインストールします。
- Hyper-V 環境の場合は、Hyper-V ホスト システム上および保護する VM 内にインストールします。
ただし、エージェントのインストール先は、バックアップの際に必要となるバックアップ モードによって決定されます。
注: バックアップ モードの詳細については、「グローバル バックアップとローカル バックアップの動作方法」を参照してください。
以下の表に、必要となるバックアップ モードの種類とエージェントのインストール先を示します。
指定されたバックアップ モード |
Hyper-V ホスト システム |
VMware バックアップ プロキシ システム |
Hyper-V VM |
VMware VM |
ファイル モード |
必要 |
必要 |
必要 |
必要なし |
[ファイル レベル リストアを許可する]をオフにした raw(フル VM)モード |
必要 |
必要 |
必要なし |
必要なし |
[ファイル レベル リストアを許可する]をオンにした raw(フル VM)モード |
必要 |
必要 |
必要 |
必要なし |
[ファイル レベル リストアを許可する]をオフにした混在モード |
必要 |
必要 |
必要 |
必要なし |
[ファイル レベル リストアを許可する]をオンにした混在モード |
必要 |
必要 |
必要 |
必要なし |
以下の点に注意してください。
- Arcserve Backup で保護する各 VM に対して 1 つのライセンスを登録する必要があります。すべてのライセンスはプライマリ サーバまたはスタンドアロン サーバ上に登録する必要があります。
- 各仮想マシン、ハイパーバイザ(ホスト)、またはソケットごとにエージェントのライセンスを登録できます。環境内で使用可能なライセンスの種類は、保護されている仮想マシンの数またはホスト当たりのソケットの数によって決まります。
- raw (フル VM)バックアップを実行するときには、ファイル レベル リストアを提供するためにエージェントを VM にインストールする必要はありません。ファイル レベル リストアは、raw バックアップから自動的に提供されます。ただし、リストアを実行するときにはエージェントがインストールされている必要があります。
- 注: この機能は、Arcserve Backup 18.0 にアップグレードした場合に使用できます。
- r16.5 では、プロキシ サーバ上の VMware VDDK、または仮想マシンにインストールされているエージェントを通して混在モード バックアップの増分バックアップ ジョブを実行できます。Arcserve Backup 18.0 にアップグレードすると、エージェントは仮想マシンにインストールされている必要がなくなります。その後、混在モード バックアップの増分バックアップ ジョブを実行するために使用できるオプションは、プロキシ サーバ上の Client Agent または VMware VDDK を通じて実行されます。