カスタム展開を使用したリモート コンピュータへのエージェントの展開
Arcserve Backup Agent Deployment により、バックアップ管理者およびバックアップ マネージャは、Arcserve Backup エージェントをリモート コンピュータにインストールおよびアップグレードできます。カスタム展開では、リモート コンピュータ上でインストールおよびアップグレードするエージェントを指定できます。対象のコンピュータには、エージェントの以前バージョンがインストールされている場合とされていない場合の両方が考えられます。この方法は、お使いの Arcserve Backup 環境で実行されているすべてのエージェントのリリース番号が Arcserve Backup ベース製品と同じであることを確認するのに役立ちます。
カスタム展開方式を使用して、以下のエージェントおよびコンポーネントを展開できます。
- Arcserve Backup Agent for Microsoft Exchange Server
- Arcserve Backup Agent for Open Files
- Arcserve Backup Agent for Virtual Machines
- Arcserve Backup Client Agent for Windows
- Arcserve Backup 診断ユーティリティ
注: 以下のタスクを完了する前に、「リモート展開に関する考慮事項」を参照してください。
カスタム展開を使用してリモート コンピュータにエージェントを展開する方法
- Arcserve Backup マネージャ コンソールを開きます。
- [クイック スタート]メニューから[管理]を選択し、[Agent Deployment]をクリックします。
- Arcserve Backup Agent Deployment が起動し、[ログオン サーバ]ダイアログ ボックスが開きます。
- [ログオン サーバ]ダイアログ ボックスで必要なフィールドに入力して、[次へ]をクリックします。
- [方式]ダイアログ ボックスで[カスタム インストール]をクリックし、[次へ]をクリックします。
- [コンポーネント]ダイアログ ボックスで、すべてのリモート コンピュータにインストールするエージェントを選択し、[次へ]をクリックします。
- [ホスト情報]ダイアログ ボックスで、以下のいずれかを実行することによりリモート ホストの名前を指定します。
- [インポート]をクリックし、リモート コンピュータのリストをテキスト ファイルからインポートします。
- [ホスト名]フィールドにリモート ホスト名を指定し、[追加]をクリックします。必要なすべてのホスト名が[ホスト]列に表示されるまで、この手順を繰り返します。
注: ホスト名は、改行で区切る必要があります。複数のテキスト ファイルをインポートできますが、リモート コンピュータの総数は 1000 以下にする必要があります。
- 注: リモート コンピュータは、最大 1000 まで指定できます。1000 より多くのリモート コンピュータにエージェントを展開するには、Agent Deployment を再起動してこのタスクを繰り返すか、別の Arcserve Backup プライマリ サーバまたはスタンドアロン サーバから Agent Deployment を実行します。
- 以下を実行して、リモート ホストごとにユーザ名とパスワードを指定します。
- ホスト名の横のチェック ボックスをオンにして選択します。
- ホスト名の横の[ユーザ名]フィールドをクリックし、ユーザ名を「<ドメイン>\<ユーザ名>」の形式で入力します。
- [パスワード]フィールドをクリックし、パスワードを入力します。
- 注: ユーザ名とパスワードがすべてのリモート コンピュータに対して同じである場合は、チェック ボックスをすべてオンにします。選択されたすべてのコンピュータの下で、[ユーザ名]フィールドにユーザ名を「<ドメイン>\<ユーザ名>」の形式で入力し、[パスワード]フィールドにパスワードを入力して、[認証情報の適用]をクリックします。
- [リモート インストール処理の間 Remote Registry サービスの実行を許可する]オプションをクリックします。このオプションにより、Agent Deployment はターゲット コンピュータに関する情報を取得し、指定された認証情報が正しいことを検証できます。
- 注: このオプションでは、リモート インストール処理の間のみ Remote Registry サービスが実行されます。
- (オプション)[ホストおよび認証情報]リストからホストを削除するには、削除するホストの横にあるチェック ボックスをオンにし、[削除]をクリックします。
- [次へ]をクリックします。
- Agent Deployment は、すべての指定されたホストに対して情報を検証します。認証エラーが検出されなかった場合は、[ステータス]フィールドに「保留」と表示されます。認証エラーが検出された場合は、[ステータス]フィールドに表示される「失敗」をクリックして、理由を確認します。続行するには、すべての失敗メッセージを修正する必要があります。
- すべてのホストの[ステータス]フィールドに[保留]または[検証済み]と表示されたら、[次へ]をクリックします。
- [セットアップ サマリ]ダイアログ ボックスで、指定したコンポーネントおよびホスト名を確認し、[次へ]をクリックします。
- [インストール ステータス]ダイアログ ボックスで[インストール]をクリックします。
- Agent Deployment は、指定されたホストの Arcserve Backup エージェントをインストールまたはアップグレードします。
- すべてのインストールとアップグレードが完了すると、[インストール レポート]ダイアログ ボックスが開きます。
- 以下のいずれかを行います。
- 再起動が必要なリモート コンピュータがある場合は、[次へ]をクリックします。
- [再起動]ダイアログ ボックスが開き、再起動が必要なリモート コンピュータが特定されます。
- 次の手順に進みます。
- 再起動が必要なリモート コンピュータがない場合は、[終了]をクリックします。
- [再起動]ダイアログ ボックスで、すぐに再起動するリモート ホストの横のチェック ボックスをオンにします。
- または、[すべて]チェック ボックスをオンにすると、すべてのリモート コンピュータがすぐに再起動されます。
- [再起動]をクリックします。
- Agent Deployment は、すべてのリモート コンピュータを再起動します。
- 注: 再起動が必要なリモート コンピュータのリストを作成する場合は、[再起動レポートのエクスポート]をクリックします。
- すべてのリモート コンピュータの[ステータス]フィールドに[完了]と表示されたら、[終了]をクリックします。