カスタム展開を使用したリモート コンピュータへのエージェントの展開

Arcserve Backup Agent Deployment により、バックアップ管理者およびバックアップ マネージャは、Arcserve Backup エージェントをリモート コンピュータにインストールおよびアップグレードできます。カスタム展開では、リモート コンピュータ上でインストールおよびアップグレードするエージェントを指定できます。対象のコンピュータには、エージェントの以前バージョンがインストールされている場合とされていない場合の両方が考えられます。この方法は、お使いの Arcserve Backup 環境で実行されているすべてのエージェントのリリース番号が Arcserve Backup ベース製品と同じであることを確認するのに役立ちます。

カスタム展開方式を使用して、以下のエージェントおよびコンポーネントを展開できます。

: 以下のタスクを完了する前に、「リモート展開に関する考慮事項」を参照してください。

カスタム展開を使用してリモート コンピュータにエージェントを展開する方法

  1. Arcserve Backup マネージャ コンソールを開きます。
  2. [クイック スタート]メニューから[管理]を選択し、[Agent Deployment]をクリックします。
  3. Arcserve Backup Agent Deployment が起動し、[ログオン サーバ]ダイアログ ボックスが開きます。
  4. [ログオン サーバ]ダイアログ ボックスで必要なフィールドに入力して、[次へ]をクリックします。
  5. [方式]ダイアログ ボックスで[カスタム インストール]をクリックし、[次へ]をクリックします。
  6. [コンポーネント]ダイアログ ボックスで、すべてのリモート コンピュータにインストールするエージェントを選択し、[次へ]をクリックします。
  7. [ホスト情報]ダイアログ ボックスで、以下のいずれかを実行することによりリモート ホストの名前を指定します。
    • [インポート]をクリックし、リモート コンピュータのリストをテキスト ファイルからインポートします。
    • 注: ホスト名は、改行で区切る必要があります。複数のテキスト ファイルをインポートできますが、リモート コンピュータの総数は 1000 以下にする必要があります。

    • [ホスト名]フィールドにリモート ホスト名を指定し、[追加]をクリックします。必要なすべてのホスト名が[ホスト]列に表示されるまで、この手順を繰り返します。
  8. 注: リモート コンピュータは、最大 1000 まで指定できます。1000 より多くのリモート コンピュータにエージェントを展開するには、Agent Deployment を再起動してこのタスクを繰り返すか、別の Arcserve Backup プライマリ サーバまたはスタンドアロン サーバから Agent Deployment を実行します。
  9. 以下を実行して、リモート ホストごとにユーザ名とパスワードを指定します。
    • ホスト名の横のチェック ボックスをオンにして選択します。
    • ホスト名の横の[ユーザ名]フィールドをクリックし、ユーザ名を「<ドメイン>\<ユーザ名>」の形式で入力します。
    • [パスワード]フィールドをクリックし、パスワードを入力します。
  10. : ユーザ名とパスワードがすべてのリモート コンピュータに対して同じである場合は、チェック ボックスをすべてオンにします。選択されたすべてのコンピュータの下で、[ユーザ名]フィールドにユーザ名を「<ドメイン>\<ユーザ名>」の形式で入力し、[パスワード]フィールドにパスワードを入力して、[認証情報の適用]をクリックします。
  11. [リモート インストール処理の間 Remote Registry サービスの実行を許可する]オプションをクリックします。このオプションにより、Agent Deployment はターゲット コンピュータに関する情報を取得し、指定された認証情報が正しいことを検証できます。
  12. 注: このオプションでは、リモート インストール処理の間のみ Remote Registry サービスが実行されます。
  13. (オプション)[ホストおよび認証情報]リストからホストを削除するには、削除するホストの横にあるチェック ボックスをオンにし、[削除]をクリックします。
  14. [次へ]をクリックします。
  15. Agent Deployment は、すべての指定されたホストに対して情報を検証します。認証エラーが検出されなかった場合は、[ステータス]フィールドに「保留」と表示されます。認証エラーが検出された場合は、[ステータス]フィールドに表示される「失敗」をクリックして、理由を確認します。続行するには、すべての失敗メッセージを修正する必要があります。
  16. すべてのホストの[ステータス]フィールドに[保留]または[検証済み]と表示されたら、[次へ]をクリックします。
  17. [セットアップ サマリ]ダイアログ ボックスで、指定したコンポーネントおよびホスト名を確認し、[次へ]をクリックします。
  18. [インストール ステータス]ダイアログ ボックスで[インストール]をクリックします。
  19. Agent Deployment は、指定されたホストの Arcserve Backup エージェントをインストールまたはアップグレードします。
  20. すべてのインストールとアップグレードが完了すると、[インストール レポート]ダイアログ ボックスが開きます。
  21. 以下のいずれかを行います。
    • 再起動が必要なリモート コンピュータがある場合は、[次へ]をクリックします。
    • [再起動]ダイアログ ボックスが開き、再起動が必要なリモート コンピュータが特定されます。
    • 次の手順に進みます。
    • 再起動が必要なリモート コンピュータがない場合は、[終了]をクリックします。
  22. [再起動]ダイアログ ボックスで、すぐに再起動するリモート ホストの横のチェック ボックスをオンにします。
  23. または、[すべて]チェック ボックスをオンにすると、すべてのリモート コンピュータがすぐに再起動されます。
  24. [再起動]をクリックします。
  25. Agent Deployment は、すべてのリモート コンピュータを再起動します。
  26. 注: 再起動が必要なリモート コンピュータのリストを作成する場合は、[再起動レポートのエクスポート]をクリックします。
  27. すべてのリモート コンピュータの[ステータス]フィールドに[完了]と表示されたら、[終了]をクリックします。