Virtual Standby では、CA ARCserve D2D 復旧ポイントから Microsoft Exchange データをリストアすることができます。 復旧ポイントから、メールボックス、メールボックス フォルダ、および個別の電子メール メッセージを回復またはリストアできます。
注: Exchange サーバ データの詳細リストアを実行するには、使用するアカウントに必要なアクセス権限が備わっている必要があります。 詳細については、「CA ARCserve D2D ユーザ ガイド」を参照してください。
Microsoft Exchange 電子メール メッセージをリストアする方法
[ノード]画面から、リストアするノードが含まれるグループを展開します。
リストアするノードの横のチェック ボックスをオンにし、次に、ツールバー上の[リストア]をクリックします。
[Exchange メールのリストア]ダイアログ ボックスが表示されます。
カレンダ表示では、表示期間にバックアップ ソースの復旧ポイントを含むすべての日付が(緑色で)強調表示されます。
その日付に対応する Exchange メールボックス データベースが、バックアップの時刻、実行されたバックアップの種類、およびバックアップの名前と共に表示されます。
注: バックアップ時に Exchange 詳細リストア オプションを有効にしていない(カタログが生成されていない)場合、通知メッセージが表示され、Exchange 詳細リストア カタログをこの時点で生成するかどうかがユーザに確認されます。 カタログの生成に対して[いいえ]を選択した場合、詳細復旧ポイントを参照または選択することはできません。 その場合、[復旧ポイントの参照]ダイアログ ボックスから実行できるのは、フル データベース リストアのみになります。
[Exchange メールのリストア]ダイアログ ボックスが更新され、選択したデータベースのメールボックスの内容がリスト表示されます。
注: Exchange 詳細リストアでは電子メールのリストアのみをサポートします。 予定表、連絡先、メモ、タスクのリストアはサポートされていません。
リストアする Exchange オブジェクトの全コンテンツまたは一部のコンテンツを選択できます。 複数の Exchange オブジェクトを選択できます。
注: CA ARCserve D2D は、Exchange パブリック フォルダ オブジェクトの詳細復旧をサポートしていません。 アプリケーションのリストアを使用してパブリック フォルダ データベース全体を回復してから、必要な特定の Exchange オブジェクトを抽出する必要があります。
注: Exchange メールボックス データベースからの個別のメールボックス/メール オブジェクトをリストアするために CA ARCserve D2D を使用する場合、リストアに使用されるオペレーティング システムは、バックアップ時に使用されたものと同じである必要があります(Windows バージョン番号とサービス パック レベル、およびそのサポートに必須の Visual C++ 再頒布可能パッケージの関連バージョンを含む)。
注: Exchange Server へ以前にログ記録されたことがないメールボックスの場合、CA ARCserve D2D UI からの電子メールの照会およびリストア中に、、UI にメッセージの[送信者]フィールド プロパティが表示されません。 ただし、これが発生した場合でも、電子メールは正しくリストアされます。
メールボックス データベースを選択した場合、そのデータベース内のすべてのメールボックスがリストアされます。
メールボックス レベルを選択した場合、そのメールボックス内の対応するコンテンツ(フォルダおよび個別のメール)がすべてリストアされます。
メールボックス フォルダ レベルを選択した場合、そのフォルダ内の対応するメール コンテンツがすべてリストアされます。
個別のメール レベルを選択した場合、選択されたメール オブジェクトのみがリストアされます。
注: Exchange 2003 の場合のみ、リストアされる個々の電子メールが Outlook 以外のメール クライアントを使用して送信され、バックアップ時にそのメールに何らかのフラグ ステータス マーカが添付されていた場合、メール自体はリストアされますが、添付のマーカは、リストアされたメールには含まれません。
使用可能なオプションは、「元の場所にリストアする」または「別の場所にリストアする」です。
注: Exchange 2010 の場合、アーカイブされたメールボックス アイテムは元の場所にリストアできません。 アーカイブされたメールボックス アイテムは、別の場所またはローカル ディスクにのみリストアできます。 また、標準のメールボックス アイテムはアーカイブ メールボックスにはリストアできません。
バックアップ イメージがキャプチャされた元の場所に電子メールをリストアします。 メールの階層は保持され、元のメールボックスおよび元のフォルダにリストアされます。
注: メールボックスまたはメールを元の場所にリストアする場合、デスティネーション メールボックスが利用可能であることを必ず確認してください。そうしないと、リストアは失敗します。 CA ARCserve D2D では、リストア ジョブがサブミットされた場合のみリストア先を検証します。
メールをディスクにリストアします。 このディスクはローカル マシンまたはリモート マシンのいずれのものでもかまいません。リストアされるメールの階層は、Exchange メールボックスの階層と同じものになります。 ファイル名がメールの件名になります。
注: メールの件名、フォルダ名、メールボックス名に次の文字のいずれかが含まれている場合、ファイル名ではハイフン(-)に置き換えられます: ¥ / : * ? " < > |
このオプションではまた、競合が発生した場合に CA ARCserve D2D が行う処理を指定する必要があります。 Exchange では、同じフォルダに同じ名前の複数のメール オブジェクトを保存することができます。 ただし、ファイル システムでは、同じフォルダに同じ名前のファイルを保存することはできません。
この競合状況の解決には、2 つのオプションを利用できます。
注: 個別のメール オブジェクトをディスク(ダンプ)にリストアすることを選択した場合、デフォルトでは、リストアされたメール オブジェクトの形式は、Personal Storage Table (.PST)ファイルではなく、Outlook Message (.MSG)ファイルになります。
指定された場所にメールをリストアするか、またはバックアップ イメージがリストアされる場所を参照して選択します。 リストア先は同じ Exchange 組織内のメールボックスである必要があり、新規フォルダ名が必要になります (メールを別の場所にリストアする場合、リストア先をパブリック フォルダにすることはできません)。
注: メールを別の場所にリストアする場合、指定されたデスティネーション フォルダがすでに存在すれば、リストアは続行します。 しかし、指定されたフォルダが存在しない場合は、CA ARCserve D2D はまずフォルダを作成してから、リストアを続行します。
ユーザ名とパスワードを入力して[参照]ボタンをクリックすると、現在の組織内のすべての Exchange Server、ストレージ グループ、Exchange データベース、メールボックスのリストを参照できます。
リストア先としてメールボックスを選択します。
[リストア サマリ]ダイアログ ボックスが表示されます。
注: Exchange 詳細リストア用のカタログ化とリストアのジョブが進行中である場合、バックアップ セッションはマウントされた状態になります。 このマウントされたボリューム上で操作(フォーマット、ドライブ文字の変更、パーティションの削除など)は一切実行しないでください。
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