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リストアの前提条件と考慮事項の確認
リストアを実行する前に、以下の前提条件が存在することを確認します。
- リストアに利用可能な 1 つ以上のバックアップまたはファイル コピー バージョンが存在する。
- バックアップまたはファイル コピー コンテンツのリストア元となる、有効かつアクセス可能なバックアップまたはファイル コピー デスティネーションが存在する。
- バックアップまたはファイル コピー コンテンツのリストア先となる、有効かつアクセス可能なターゲット場所が存在する。
以下のリストアに関する考慮事項を確認します。
- CA ARCserve D2D では、同時に実行できるリストア ジョブは 1 つだけです。 別のリストア ジョブが実行されている間に、リストア ジョブを手動で開始しようとすると、アラート メッセージが表示され、別のジョブが実行中であるため、後で実行するよう通知します。
- リモート デスティネーションに対するリストアで、すべてのドライブ文字(A - Z)がすでに使用されている場合、リモート パスへのリストアは失敗します。 CA ARCserve D2D は、リモート デスティネーション パスをマウントするためにドライブ文字を使用する必要があります。
- (オプション)リストア プロセスの仕組みについて理解します。 詳細については、「ファイル レベルのリストアの仕組み」を参照してください。
注: ファイル コピーの場所からリストアするプロセスは、バックアップ場所からリストアするプロセスと似ています。
- 最適化されたバックアップ セッションを空ではないボリュームにリストア(最適化されていないリストア)しようとすると、リストア ジョブに、ジョブ モニタに表示されている見積時間よりも多くの時間がかかる場合があります。 処理されるデータ量と経過時間は、ボリューム上で最適化されるデータにしたがって増加する可能性があります。
例:
バックアップ ボリューム サイズは 100 GB で、最適化後のボリューム サイズは 50 GB に減少しています。
このボリュームについて最適化されていないリストアを実行すると、50 GB のリストア後、リストア ジョブ モニタには、100% と表示されますが、100 GB 全体をリストアするためにさらに時間がかかります。
- Windows 2003 および Windows XP では、回復しようとしているセッションが、1 つ以上のハード リンクを含むカタログなしのセッションである場合、それらのハード リンクの回復はスキップされる場合があります。 この問題が発生すると、警告メッセージが表示されます。アクティビティ ログには、この問題を示すエントリが含まれ、スキップされたハード リンクを回復する必要があります。
ハード リンクの回復は 2 つのプロセスから構成されます。
- データ ファイルを回復します。
- このデータ ファイルをポイントしているハード リンクをすべて再作成します。
スキップされたハード リンクを回復するには、以下の手順に従います。
- ホーム ページ上で[復旧ポイントのマウント]オプションを使用し、リストアするセッションの復旧ポイントを別のドライブにマウントします。
- 回復するデータ ファイルおよびハード リンクの名前を知らない場合、アクティビティ ログにアクセスし、スキップされたハード リンクのフル パスを記録できます。
- 復旧ポイントをマウントした別のドライブで、"findlinks.exe" ユーティリティを使用し、同じデータ ファイルと関連付けられているすべてのハード リンクを見つけます。
"findlinks.exe" ユーティリティは、必要に応じて以下の場所からダウンロードできます。
http://technet.microsoft.com/en-us/sysinternals/hh290814
- ハード リンク ファイルの 1 つをマウントされた復旧ポイントからデスティネーション場所にコピーします。
- "fsutil.exe" ユーティリティを実行し、前の手順でコピーした同じデータ ファイルをポイントする残りのハード リンクを作成します。
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