- マージ ジョブの優先度は最低レベルに設定されています。 マージ ジョブの実行中に、他のジョブが割り込んできた場合、マージ ジョブは停止されます。 マージ ジョブは、そのジョブの完了後に再開/再起動されます。
- マージ ジョブの実行中、手動で停止/一時停止することができます。 マージ ジョブを手動で停止/一時停止した場合は、CA ARCserve D2D ホーム ページで手動で開始/再開する必要があります。 再開/再起動は、自動的には行われません。 したがって、手動で再開するまで、すべてのスケジュールされたマージ ジョブの起動は停止されます。
- マージ ジョブが自動的に停止された場合は、他のジョブが実行されていないときに自動的に開始されます。
- マージ ジョブを再開する際、CA ARCserve D2D はどこからプロセスを開始するかを正確に把握しています。 マージ ジョブがクラッシュ、または、マシンが突然シャット ダウンした場合、ジョブはその前のマージ状態から再開します。
例 1: マージ ジョブが開始され、20% 完了した時点でクラッシュしました。ジョブを再起動すると、セッションのマージは再び 0% から開始されます。
例 2: マージ ジョブが開始され、10% 完了した時点で一時停止されました。ジョブを再起動すると、セッションのマージは 10% から開始されます。 その後、20% の時点でクラッシュした場合、マージ ジョブは 10% から再起動されます。
- マージ ジョブが再開/再起動される際に、マージされるセッションのリストが一時停止以降変更されていない場合、マージが再開されます。 これは、一時停止されたポイントからマージを再開し、続行することを意味します。
- マージ ジョブが再開/再起動される際に、マージされるセッションのリストが一時停止以降変更されていない場合、追加/変更セッションなしで、元のマージが再開されます。 これは、一時停止したポイントから元のマージを再開し、続行することを意味します。 元のマージが完了すると、追加/変更セッションの新規マージが実行されます。
例: 元のマージ ジョブには 4 つのバックアップ セッションが含まれて、マージの 90% が完了すると、一時停止されます。 マージが再開されると、CA ARCserve D2D は元のマージの残りの 10% を完了します。次に、追加/変更されたセッションに対して新規マージが実行されます。
- CA ARCserve D2D ホーム ページの[ジョブ モニタ]には、マージ ジョブのステータスが示されます。 そこには、完了率が示され、必要に応じて他の詳細を表示することができます。 詳細については、「ジョブ モニタ パネル」を参照してください。
- マージ対象のセッションが複数ある場合は、一度にマージされます。 10 セッションのマージに要する時間と、単一のセッションのマージに要する時間とがあまり変わらない場合もあり得ます。
例: セッション 1、2 のマージ中にマージ ジョブが停止され、しばらくしてからマージ ジョブを再開したら、セッション 3、4 も同様にマージする必要があることが検出されました。 マージ ジョブは 1、2、3、4 を最初からマージします。元の 1、2 マージ プロセスは破棄されます。
例: 保存数を 7 に設定します。 10 個の復旧ポイントがあります(セッション 1 ~ 10。1 はフル バックアップ、2 ~ 9 は増分バックアップ)。 マージ ジョブが開始されると、セッション 1、2、3 はパージされ、セッション 4 はマージ後、フル セッションになります。
- マージ プロセスは一貫した状態で復旧ポイントを保持する必要があります。 セッションが部分的にマージされていても、参照可能な任意のセッションからファイルをリストアできます。 マージが完了していないセッションがある場合、セッションをマージするマージ ジョブはバックグラウンドで実行されます。