前のトピック: 将来のバックアップ スペース要件の推定次のトピック: バックアップ拡張設定の指定


バックアップ スケジュールの指定

CA ARCserve D2D では、バックアップのスケジュールを指定できます。

注: バックアップ設定に関連するビデオを閲覧するには、「バックアップ設定の管理」を参照してください。

バックアップ スケジュールの指定

  1. CA ARCserve D2D ホーム画面(または CA ARCserve D2D モニタ)で、タスクバーから[設定]を選択し、[バックアップ設定]タブを選択します。 [バックアップ設定]ダイアログ ボックスが開いたら、[スケジュール]を選択します。

    [バックアップ設定]の[スケジュール]ダイアログ ボックスが表示されます。

    今すぐバックアップ - スケジュール

  2. バックアップ スケジュール オプションを指定します。
    開始日時の設定

    スケジュールされたバックアップの開始日および開始時刻を指定します。

    注: 繰り返しバックアップ ジョブの間隔を設定する際に、次のバックアップ ジョブが始まる前に前のジョブおよび関連するマージ ジョブが完了するのに十分な時間を設定します。 この時間の見積もりは、ユーザ自身の特定のバックアップ環境および履歴に基づいて行うことができます。

    増分バックアップ

    増分バックアップのバックアップ スケジュールを指定します。

    スケジュールされたとおりに、前回の成功したバックアップ以降に変更されたブロックのみの増分バックアップが CA ARCserve D2D によって実行されます。 増分バックアップのメリットは、バックアップを高速で実行できること、また作成されるバックアップ イメージのサイズが小さいことです。 これは、バックアップを実行する場合に最も適した方法です。そのため、デフォルトではこのバックアップを使用します。

    利用可能なオプションは「繰り返し実行する」と「実行しない」です。 [繰り返し実行する]オプションを選択した場合、バックアップの実行間隔(分単位、時間単位、または日単位)を指定する必要があります。 増分バックアップの最小設定は 15 分ごとです。

    デフォルトでは、増分バックアップのスケジュールは 1 日ごとに繰り返すよう設定されています。

    フル バックアップ

    フル バックアップのバックアップ スケジュールを指定します。

    CA ARCserve D2D は、スケジュールされたとおりに、ソース マシンから、使用されているすべてのブロックのフル バックアップを実行します。 利用可能なオプションは「繰り返し実行する」と「実行しない」です。 [繰り返し実行する]オプションを選択した場合、バックアップの実行間隔(分単位、時間単位、または日単位)を指定する必要があります。 フル バックアップの最小設定は 15 分ごとです。

    デフォルトでは、フル バックアップのスケジュールは[実行しない](スケジュールされている繰り返しはない)です。

    検証バックアップ

    検証バックアップのバックアップ スケジュールを指定します。

    CA ARCserve D2D は、スケジュールされたとおりに、保護されたデータが有効かつ完全であることを検証します。そのためには、保存されたバックアップ イメージの信頼性チェックを元のバックアップ ソースに対して実行します。 必要に応じてイメージが再同期されます。 検証バックアップは、個別のブロックの最新バックアップを参照し、そのコンテンツおよび情報をソースと比較します。 この比較によって、前回バックアップされたブロックが、ソースの対応する情報を表しているかどうかを検証します。 ブロックのバックアップ イメージがソースと一致しない場合(多くは、前回のバックアップ以降にシステムに変更が加えられていることが原因)、CA ARCserve D2D では、一致していないブロックのバックアップが更新(再同期)されます。 また、検証バックアップを使用して、フル バックアップに必要な容量を消費せずにフル バックアップと同じ保証を得ることができます(実行の頻度は低い)。

    メリット: 変更されたブロック(前回のバックアップと一致しないブロック)のみがバックアップされるため、フル バックアップと比べて作成されるバックアップ イメージが小さくなります。

    デメリット: すべてのソース ブロックが前回のバックアップのブロックと比較されるため、バックアップ時間が長くなります。

    利用可能なオプションは「繰り返し実行する」と「実行しない」です。 [繰り返し実行する]オプションを選択した場合、バックアップの実行間隔(分単位、時間単位、または日単位)を指定する必要があります。 検証バックアップの最小設定は 15 分ごとです。

    デフォルトでは、検証バックアップのスケジュールは[実行しない](スケジュールされている繰り返しはない)です。

  3. [設定の保存]をクリックします。

    バックアップ スケジュール設定が保存されます。

注: ある時点に同時に実行するようスケジュールされたバックアップの種類が複数ある場合、実行されるバックアップの種類は、以下の優先度に基づきます。