前のトピック: シナリオの作成および使用次のトピック: シナリオのプロパティ


新規 IIS シナリオの作成

シナリオの作成の詳細については、「Arcserve RHA 管理者ガイド」で説明しています。 このセクションでは、IIS ハイ アベイラビリティ シナリオに固有の追加情報について説明しています。 シナリオ作成ウィザードのガイドに従って、ハイ アベイラビリティ シナリオを作成するための手順を実行します。 完了したら、シナリオを実行して、データの同期を開始してください。 データベース サイズおよびネットワーク帯域幅によって、同期に時間がかかる場合があります。 同期が完了すると、ハイ アベイラビリティ(HA)シナリオでレプリカ サーバを維持するため、障害が検出されるとすぐにマスタ サーバから引き継ぐことができます。

先に進む前に、相互参照情報があれば、その情報も含めて、手順全体を参照してください。

Microsoft IIS HA シナリオを作成する方法

  1. Arcserve RHA マネージャを開き、[シナリオ]-[新規]を選択するか、[新規シナリオ]ボタンをクリックします。

    [ようこそ]ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [新規シナリオの作成]を選択し、[次へ]をクリックします。

    [シナリオ タイプの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [IIS]-[ハイ アベイラビリティ シナリオ]-[アシュアード リカバリを使用したレプリカ整合性テスト](オプション)を選択します。

    [マスタおよびレプリカ ホスト]ダイアログ ボックスが表示されます。 アシュアード リカバリの詳細については、「Arcserve RHA 管理者ガイド」を参照してください。

  4. マスタおよびレプリカ サーバ用のシナリオ名、ホスト名/IP アドレス、およびポート番号を入力します。 いずれかのサーバが MSCS クラスタの場合、クラスタ リソースの仮想サーバ名または IP アドレスを入力します。 [ホスト上の Arcserve RHA エンジンを検証]オプションが有効(デフォルト)になっていることを確認します。
  5. [次へ]をクリックします。
  6. エンジンの検証が完了するまで待って、[次へ]をクリックします。 必要に応じて[インストール]をクリックして一方または両方のサーバでエンジンをアップグレードし、[次へ]をクリックします。

    [レプリケーション用データベース]ダイアログ ボックスが開き、指定したマスタで自動検出されたすべての結果のリストが表示されます。 デフォルトでは、すべてのデータベースが含まれます。

  7. (オプション)[選択したルート ディレクトリにある新規サイトをレプリケート]を選択します。

    シナリオを作成した後にルート ディレクトリに新規サイトを追加した場合、Arcserve RHA はそれらを自動的にレプリケートします。 それらの新規サイトは、レプリケーション中に IIS マネージャで確認できます。

  8. [次へ]をクリックします。

    [レプリカ環境設定]ダイアログ ボックスが表示されます。 Arcserve RHA は、マスタとレプリカのホスト間の Microsoft IIS 環境設定を比較して、レプリカを自動的に設定します。

  9. (オプション)[レプリカの環境設定をスキップ]を選択します。
  10. [次へ]をクリックします。 [シナリオのプロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。
  11. 必要な場合は、追加のプロパティを設定します。 ユーザ アクセス制御に NTFS ACL とドメイン アカウントを使用する場合は、[NTFS ACL をレプリケート]オプションを選択して、[次へ]をクリックすることをお勧めします。

    [マスタとレプリカのプロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。 詳細については、「シナリオのプロパティ」または「Arcserve RHA 管理者ガイド」を参照してください。

  12. デフォルト設定をそのまま使用するか、または変更します。 [アシュアード リカバリを使用した整合性テスト]を選択して[次へ]をクリックします。
  13. [スイッチオーバー プロパティ]ダイアログ ボックスで情報が取得されるまで待ちます。 必要なリダイレクションのプロパティを設定して、[次へ]をクリックします。

    [スイッチオーバーとリバース レプリケーションの開始]ダイアログ ボックスが表示されます。 詳細については、「スイッチオーバーとスイッチバック」を参照してください。

  14. 必要に応じて自動または手動スイッチオーバーを選択し、自動または手動リバース レプリケーションを選択します。

    詳細については、「シナリオのプロパティ」または「Arcserve RHA 管理者ガイド」を参照してください。

    注: これらのオプションを両方とも自動に設定しないでください。

  15. [次へ]をクリックします。

    Arcserve RHA によるシナリオ検証が開始されます。 続行する前に、報告されたエラーおよび警告があれば、解決する必要があります。

  16. シナリオ検証が問題なく終了したら、[次へ]をクリックします。

    シナリオが作成されます。

  17. 必要に応じて、[今すぐ実行]または[終了]を選択します。

    [今すぐ実行]を選択すると、同期処理が開始されます。 [終了]を選択すると、あとでシナリオを実行できます。 「ウィザード以外からのシナリオの実行」を参照してください。