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マネージャを使用したアクティブ サーバのリカバリ

スイッチオーバー プロセスが正常に完了しなかった場合、Arcserve RHA では、「アクティブ サーバのリカバリ」と呼ばれるプロセスを通じて、アクティブなサーバとして動作するサーバを手動で選択できます。

重要: このオプションは、状況によっては適切ですが、使用には注意が必要です。 不適切に使用すると、データが失われることがあります。 Arcserve RHA では通常、すべてのデータが同期されるまで、ホストから他のホストへのスイッチオーバーは認められません。 このように設計されているのは、ユーザが古いデータ セットにリダイレクトされ、そのデータセットがそれよりも新しいデータを上書きしてしまうことを避けるためです。 [アクティブ サーバのリカバリ]オプションを使用すると、Arcserve RHA では、どのサーバに正しいデータ セットがあるかに関わらず、ユーザはいずれかのサーバにリダイレクトされます。 そのため、管理者はアクティブにするサーバに最も新しいデータ セットがあることを手動で確認する必要があります。

マネージャを使用してアクティブ サーバをリカバリする方法

  1. [シナリオ]ペインで、リカバリするアクティブ サーバのシナリオを選択して停止します。
  2. [ツール]メニューから、[アクティブ サーバのリカバリ]オプションを選択します。

    Arcserve RHA は、どちらのホストが現在アクティブになっているかを検証して、結果を[アクティブ サーバのリカバリ]ダイアログ ボックスに表示します。

  3. アクティブな役割を付与するサーバに応じて、[マスタのアクティブ化]ボタンまたは[レプリカのアクティブ化]ボタンのいずれかをクリックします。

    [イベント]ペインに、サーバの 1 つがアクティブになり、もう 1 つのサーバが非アクティブになったことを通知するメッセージが表示されます。 これで、選択したホストがアクティブ サーバになり、ユーザはそのホストにリダイレクトされます。

重要: 障害発生時に、標準スイッチオーバーが発生してユーザがレプリカ サーバに一定期間リダイレクトされた場合は、マスタ サーバを再度アクティブにする前に、レプリカで行われたすべての変更をレプリケートする必要があります。 このような状況で[ アクティブ サーバのリカバリ]オプションを使用すると、データが消失する可能性があります。