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シナリオのプロパティ

ウィザードで設定されたシナリオの変更、または追加の設定を行う場合は、[プロパティ]ペインを使用して、シナリオを変更できます。

[プロパティ]ペインとそのタブはコンテキストに依存し、シナリオ フォルダから選択するノードに応じて変わります。 プロパティを設定する前にシナリオを停止する必要があります。 一部の値は、一度設定すると変更できません。そのような値には、その旨が明記されています。

シナリオのプロパティ設定の詳細については、「Arcserve RHA 管理者ガイド」を参照してください。

プロパティは、Arcserve RHA マネージャの[フレームワーク]ペインのタブに整理されています。 これらのタブは、サーバ タイプ、Arcserve RHA ソリューション、およびシナリオのステータスに基づいて表示されます。

[ルート ディレクトリ]タブの設定

[シナリオ]ペインから[マスタ サーバ]を選択します。 [ディレクトリ]フォルダをダブルクリックして、マスタ ルート ディレクトリを追加または削除します。 必要に応じて、フォルダの横のチェックボックスを選択または選択解除して、フォルダを含めたり、除外したりします。 ディレクトリ名を変更することもできます。

[シナリオ]ペインから[レプリカ サーバ]を選択します。 マスタ ルート ディレクトリごとに、レプリカ ルート ディレクトリを指定する必要があります。 レプリカ サーバの[ディレクトリ]フォルダをダブルクリックします。 必要に応じてフォルダの横のチェックボックスをオンまたはオフにして、対応するマスタ ディレクトリを保持します。

Oracle データベース ファイルが格納されているディレクトリは、シナリオ設定手順で、Oracle 自動検出によって自動的にシナリオに含まれます(トピック「Oracle HA シナリオの作成」を参照)。 これらのディレクトリを手動で追加する必要はありません。 追加のディレクトリをシナリオに含める場合は、[ルート ディレクトリ]タブを使用して追加できます。 Oracle バイナリが格納されているディレクトリ、DLL およびデータベースの一部ではないその他の Oracle インスタンス ディレクトリを含めないことを強くお勧めします。

[プロパティ]タブの設定
シナリオのプロパティ

これらの設定により、シナリオ全体のデフォルトの動作が決定されます。

  • 一般プロパティ -- 一度作成すると、変更できません。
  • レプリケーション プロパティ -- レプリケーション モード([オンライン]または[スケジュール])、同期値([ファイル]または[ブロック]、[同一サイズ/時刻のファイルを無視])およびオプション設定([NTFS 圧縮属性をレプリケート]、[NTFS ACL をレプリケート]、[Windows 共有を同期]、[エラー発生時の自動再同期を禁止])を選択します。
  • イベント通知のプロパティ -- 実行するスクリプトを指定するか、電子メール通知を選択します。
  • レポート処理 -- レポートの設定、電子メールの配信またはスクリプトの実行を指定します。
マスタとレプリカのプロパティ

これらの設定により、マスタとレプリカの両方でサーバのプロパティを確立します。 一部の設定はサーバタイプごとに異なります。

  • ホスト接続のプロパティ -- IP アドレス、ポート番号およびマスタとレプリカの完全修飾名
  • レプリケーションのプロパティ -- これらのプロパティはマスタとレプリカで異なります。 詳細については、「 管理者ガイド」を参照してください。
  • スプールのプロパティ -- サイズ、最小ディスク空き容量、およびディレクトリ パスを設定します。 詳細については、「スプール ディレクトリの設定」を参照してください。
  • イベント通知のプロパティ -- 実行するスクリプトを指定するか、電子メール通知を選択します。
  • レポートのプロパティ -- 同期またはレプリケーション レポートを選択し、ディストリビューションまたはスクリプトの実行を指定します。
  • (レプリカ)リカバリのプロパティ -- 遅延またはデータのリワインドのプロパティを設定します。
[HA プロパティ]タブの設定

これらの設定でスイッチオーバーおよびスイッチバックの実行方法を制御します。