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データ リワインドの動作の仕組み

データのリワインドとは、テープのように時間を巻き戻して、破損したファイルを修復することができる技術です。 レプリケーションは継続的にソース データを他のマシンに更新するため、レプリカは常にマスタと同じデータを保持します。 データが破損した場合には、レプリカからファイルをリカバリしても役には立ちません。レプリカのデータも破損している可能性が高いからです。

データのリワインドは、さまざまなアプリケーションで使用されている「元に戻す」機能に似ています。この機能では、ユーザの操作をキャンセルして、ファイルを以前の状態に戻すことができます。 データのリワインドは、リワインド ジャーナルに基づいています。リワインド ジャーナルには、更新されたファイルの I/O 処理情報が保存されています。 リワインド ジャーナルを使えば、I/O 処理を「元に戻す」ことが可能です。ファイルをリワインドし、有効で破損していない以前の状態に戻すことができます。