コンテンツ配布(CD)シナリオの作成は、アプリケーション サーバおよびデータベース サーバのレプリケーション シナリオの作成に似ています。 両方ともシナリオ作成ウィザードを使用して、段階的に同じ手順を実行します。 主な違いは、CD シナリオのレプリケーション モードを選択したときに、追加レプリケーション モードになることです。 この「ファイル クローズ時」というレプリケーション モードは、コンテンツ配布目的でのみ使用可能です。
注: このセクションでは、一般的なファイル サーバのコンテンツ配布シナリオの環境設定について説明します。 特定のアプリケーション用にカスタマイズされたシナリオの作成に関する手順の詳細については、該当する操作ガイドを参照してください。
コンテンツ配布シナリオを作成するには、以下の手順に従います。
シナリオ作成ウィザードが表示されます。
使用可能なアプリケーションとシナリオ タイプが一覧表示されます。
注: 使用可能なアプリケーションの一覧は、適用されるライセンスによって異なります。
注: CD ソリューションでは[レプリカ上のタスク]オプションを指定できません。
注: シナリオに複数のレプリカを含める場合、ここに最初または最も上位のレプリカの詳細を入力します。 シナリオ作成の終了後、「レプリカ サーバの追加」で説明したように、他のレプリカを手動で入力します。
CA ARCserve RHA は、マスタ サーバ上のディレクトリとファイルを表示します。 これらのディレクトリとファイルはレプリケート、保護、および配布できるデータです。 CA ARCserve RHA は、共通のパスを持つデータを自動的に 1 つのディレクトリに集約します。
注:
[レプリカ ルート ディレクトリ]ページが表示されます。
このページで、レプリケートされたデータが保存される、レプリカ上のディレクトリを選択します。
重要: シナリオ作成ウィザードは自動的にレプリカ ルート ディレクトリをマスタ ルート ディレクトリと同じにします。 この設定を保持する場合、実際のレプリカ サーバにマスタ サーバと同じドライブ文字があり、指定したレプリカ上のディレクトリに保存が必要なデータが含まれていないことを予め確認します。 「レプリカ ルート ディレクトリの選択」で説明するように、後でデフォルトの設定を変更することができます。
[レプリカ ルート ディレクトリ]ページに戻ります。
注: レプリケートされたデータの保存先として選択したディレクトリを手動で変更することができます。選択したディレクトリ名をクリックして、新しいディレクトリを入力します。 レプリカ上に存在しないディレクトリ名を入力した場合、CA ARCserve RHA によって自動的に作成されます。
[シナリオのプロパティ]ページが表示されます。
[シナリオのプロパティ]ページでは、シナリオ全体に影響するシナリオ プロパティを設定できます。 通常は、デフォルト値で問題ありません。
この段階でシナリオのプロパティを設定する場合は、「シナリオのプロパティの説明」を参照してください。 後の段階でシナリオのプロパティを設定する場合は、「シナリオのプロパティの設定」を参照してください。
注: デフォルト レプリケーション モードはオンラインです。
レプリケーション モードを設定するには、[レプリケーション]グループを開き、[モード]プロパティを選択します。 次に、必要なレプリケーション モードをドロップダウン リストから選択します。
[マスタとレプリカのプロパティ]ページでは、マスタ ホストまたはレプリカ ホストに関連するプロパティを設定できます。 通常は、デフォルト値で問題ありません。
この段階でマスタとレプリカのプロパティを設定する場合は、「マスタとレプリカのプロパティの設定」を参照してください。 後の段階でマスタとレプリカのプロパティを設定する場合は、「マスタまたはレプリカ サーバのプロパティの設定」を参照してください。
注: シナリオ作成後、このペインですべての設定を変更できます。 ただし、スプールのプロパティ(ここで設定可能)を変更する前に、スプールの情報を参照して、設定の詳細を確認してください。
CA ARCserve RHA では、新しいシナリオの妥当性を検証し、マスタ サーバとレプリカ サーバとの間のさまざまなパラメータをチェックして、レプリケーション、配布、データ リカバリの処理が問題なく行われるようにします。 検証が完了すると、[シナリオの検証]ページが表示されます。
注: CA ARCserve RHA では警告がある状態でも続行できますが、お勧めはできません。 警告されている問題をすべて解決してから続行し、アプリケーションが正しく動作するようにしてください。
[シナリオ実行]ページが表示されます。
注: CA ARCserve RHA では、以下の 2 種類の方法を用いてレプリカ ホストをシナリオに追加できます。
同期プロセスが開始します。
注: 複数のレプリカ ホストがシナリオに含まれている場合、[シナリオの統計情報]タブには、シナリオの状態の概要が表示されず、シナリオの各統計情報が表形式で示されます。
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