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アシュアード リカバリ テストの実行

アシュアード リカバリ テストは、完全に自動化し、必要に応じてスケジュール モードで実行することができます。 テストが完了すると、担当者にテストのステータスを通知したり、テストが正常に完了した際にはデータの VSS スナップショットを撮ったり、バックアップを実行するなど、追加のアクションを起動することができます。 あるいは、非スケジュール モードで、自動的に、または必要なときに手動で、AR テストを実行することもできます。

どちらのモードでも、AR テストは、AR の環境設定に従って段階的に実行されます。 一部の手順は透過的で、AR テストが実行されるたびに自動的に実行されます。 その他の手順は表示されて、実行するかどうか、および実行する方法を設定することができます。

標準的な手順を以下に示します。

  1. アシュアード リカバリ テストを開始 - ツールバーのレプリカ整合性テスト ボタンをクリックし、スケジュール モードまたは非スケジュール モードで AR テストを開始します。
  2. テスト対象レプリカでのデータ変更適用を一時停止 - この手順は、各 AR テストの最初で自動的に実行されます。
  3. テスト対象レプリカでリワインド コンポーネントを開始 - この手順は自動的に実行されます。 これは、テスト中のレプリカ データへの変更をすべてキャプチャし、後でレプリケーションが一時停止された時点にリワインド バックできるようにするために行われます。
  4. データベース サービスを開始 - デフォルトでは、この手順は自動的に実行されます。 ただし、無効にしたり、置き換えたり、ユーザ定義スクリプトを後に続けたりすることもできます。
  5. データベースをテスト - デフォルトでは、HA でデータベースをモニタするのに使用されるテストと同じものを使用して、データベースが検証されます。 これらのテストには、すべてのサービスが正常に開始され、すべてのデータベースが正常にマウントされたことを検証するテストが含まれています。 これらのテストは、無効にしたり、置き換えたり、ユーザ定義スクリプトを後に続けたりすることもできます。
  6. データベース サービスが実行されている間、テスト成功時にアクションを実行 - ユーザ定義スクリプトをこの時点で登録して、テストの成功時に要求されたアクションを実行するようにできますが、アプリケーションが実行されている必要があります。
  7. データベース サービスを停止 - デフォルトでは、この手順は自動的に実行されます。 ただし、無効にしたり、置き換えたり、ユーザ定義スクリプトを後に続けたりすることもできます。

    データベース サービスが停止している間、テスト成功時に追加のアクションを実行 - この手順は任意です。検証テストを通過し、かつ正常な手順で停止されているときに実行すべきアクションがある場合に使用できます。

  8. AR レプリカ データをリワインドしてレプリケーションを再開 - この手順は、各 AR テストの最後に自動的に実行されます。 これにより、リワインド テクノロジを使用して、レプリカ データがテストの開始前とまったく同じ状態にリストアされます。 次に、レプリケーションを再開します。