CA ARCserve RHA r16 SP2 › 含まれる修正プログラム

含まれる修正プログラム

CA ARCserve RHA r16 SP2 に含まれた修正のリストを以下に示します。 このセクションに記述されていない修正点にお気づきの際は、CA サポート までお問い合わせください。

既知の問題

以下の問題が本リリースに存在していることが判明しています。

• ドック マネージャを使用してパネルを再配置した後に、CA ARCserve RHA のインターフェースをデフォルトの状態にリセットできない場合は、以下の手順に従います。
  • ws_gui.exe ファイルの実行ディレクトリを検索します。
  • インターフェースを閉じます。
  • このディレクトリでは、ファイル dock_layout.xml および dock_layoutdefault.xml を削除します。
  • インターフェースを再起動します。

  インターフェースの配置がデフォルトのレイアウトに戻ります。

• TxF 機能（IIS 7.0）を使用するアプリケーションではリワインドはサポートされていません。
• Windows Server 2008 システムにリモートで CA ARCserve RHA エンジンをインストールする場合、ローカル システムとしてコントロール サービスにログインするとインストールは失敗します。 これを回避するには、ドメイン管理者アカウントを使用してコントロール サービスにアクセスします。
• Windows Server 2008 R2 を実行しているコンピュータ上で［コンピュータ名の切り替え］リダイレクション方式を使用する場合は、フェールオーバが発生した後、手動でマスタ サーバをドメインに再接続する必要があります。
• NetBIOS サーバ名が 15 文字より長いとき、インターネット オプションでプロキシが設定されていると、［概要］画面からの CA ARCserve RHA マネージャの起動が失敗する場合があります。 プロキシ サーバが解決できるのは DNS 名のみで、NetBIOS 名は解決できません。
• 72 時間後に、ベア メタル マシンは自動的に再起動します。 この問題が該当するのはフル システム シナリオです。
• リカバリ後にベア メタル マシンを起動すると、いくつかのドライバが失われる場合があります。 これらのドライバは、手動でインストールしてください。
• RHA エンジンをアップグレードすると、既存のブックマークおよびリワインド ポイントがすべて失われます。
• Linux プラットフォーム上の IP 移動リダイレクション方式では、IP の設定は ifconfig コマンドによってのみ可能です。
• リモート インストーラを使用してクラスタ上に RHA エンジンをインストールする場合、エンジンを物理ノードにインストールし、クラスタ名の代わりに物理ノードを選択する必要があります。

Microsoft SQL Server

• SQL Server シナリオでは、クラスタ サーバ名はスイッチオーバーの後に変更されますが、再起動プロパティが設定されていてもサーバは再起動されません。
• C:¥ のようなブート ボリュームのルート ディレクトリに SQL データ ファイルをインストールしないでください。 レプリケーション中に、ターゲット ファイルがレプリカ サーバ上で開かない場合があり、その結果エラーが発生します。
• アシュアード リカバリ シナリオは、ワークグループ内で実行中の SQL サーバ上で失敗します。 理由は以下です。
  • レプリカ ローカル管理者アカウントは master データベース内のマスタ ローカル管理者アカウントによって上書きされます。
  • アプリケーションは、Windows 認証を使用して SQL サーバにログインします。

  この問題を回避するには、SQL 認証または［コンピュータ名の切り替え］リダイレクション方式を使用します。

フル システム保護

フル システム シナリオは、マスタ サーバ上でダイナミック ディスクをサポートしません。

• Citrix XEN シナリオについては、ディスクに格納されているファイルが使用中の場合は、仮想マシン上のディスクをマウント解除できません。
• Windows ライセンス タイプに応じて、フル システム アシュアード リカバリまたはスイッチオーバ後に、仮想マシンを再度アクティブにする必要がある場合があります。 再アクティブ化ポリシーの詳細については、Microsoft の Web サイトを参照してください。
• ESX のサポートされているバージョンとそれ以外のバージョンが vCenter Server によって管理されている「混在環境」では、VMDK を指定したアプライアンスにマウントできないため、フル システム シナリオが失敗する場合があります。 この状況を回避するには、環境内のすべての ESX バージョンをサポートされているバージョンにする必要があります。
• フル システム シナリオのリストア プロセスを実行する場合は、マスタ上のアプリケーション サービスを手動で停止する必要があります。そうしないと、リストア後にアプリケーションが破損する場合があります。 リストア後にアプリケーションが破損した場合、問題を解決するには、アプリケーション サービスを停止し、同じブックマークまで再度リストアしてください。
• CA ARCserve RHA r16 SP2 へのアップグレード: RHA エンジンを以前のリリースから r16 SP2 にアップグレードする場合、アップグレードを完了するためにマスタおよびレプリカを少なくとも 1 回同期する必要があります。
• フル システム シナリオの同期中に「アクセスが拒否されました」というメッセージを受信した場合は、以下を検討してください。
  • ファイル レベル同期またはブロック レベル同期の代わりにボリューム レベル同期を使用します。
  • エンジンのサービス ログオン アカウントをローカル システムに設定します。 マスタ エンジンのサービス ログオン アカウントがローカルまたはドメイン管理者であるために、このエラーが発生している可能性があります。

CA ARCserve RHA MMC

• MMC は、以下の場合にライセンス サーバに接続できないことがあります。
  • デフォルトの HTTP または HTTPS プロキシが、MMC が実行中のホスト上に設定されている。
  • ライセンス サーバのアドレスがプロキシ バイパス リストに載っていない。
  • プロキシが Web サイトにアクセスするには認証が必要である。
  • Windows アカウントがプロキシへのアクセスに必要な権限を持っていない。つまり、現在の MMC ユーザにはプロキシを使用する権限がない。

  この事態を回避するには、以下の手順に従います。

  • HTTP プロキシ バイバス リストでコントロール サービスを指定します。
  • Internet Explorer の HTTP プロキシ設定を削除して、MMC がコントロール サービスに直接接続できるようにします。
  • 現在のユーザに対して HTTP プロキシ サーバへのアクセスを許可します。
• MMC は、Windows インターネット設定を使用してコントロール サービスに自動接続します。この設定は、サードパーティ アプリケーションによって変更できます。
• CA ARCserve RHA ディスク リソースは、Microsoft Failover Cluster の複数のボリューム内でのデータの整合性を保証しません。 データ セット間のデータの整合性が必要なアプリケーションについては、すべてのデータを単一のボリューム上でホストする必要があります。
• CA ARCserve RHA ディスク リソースを作成できるのは、クラスタを所有するノード上のみです。 たとえば、クラスタ ノード A、B、C、 および D があり、ノード A がクラスタを所有している場合は、ディスク リソースはノード A 上にのみ作成することができます。

Oracle Solaris 11

Solaris 11 で IP 移動リダイレクション方式のシナリオを作成する前に、関連する NIC/IP アドレスを Solaris 側で手動モードに設定してください。

Linux

• マスタのルート ディレクトリにおける任意のファイル操作では、SeLinux を無効にするか、SeLinux セキュリティ コンテキストを変更する必要があります。

Microsoft Windows 2003

• レプリカ サーバが Windows 2003 で、マスタ サーバが Windows 2008 以降である場合、以下のエラーが発生する可能性があります。 このエラーは、ハード リンクまたは Transactional NTFS （TxF）ファイル システムの操作を Windows 2003 がサポートしていないために発生します。

  イベント ハード リンクの作成 を ¥¥?¥Volume{b8262eac-30ac-11e1-959c-000c29f6edbe}/<a-file-path> に対して実行できません。アクセスが拒否されました。(5)