アシュアード リカバリ(AR)テスト関連
重要:アシュアード リカバリのテスト タイプとして[インスタント仮想マシン]を選択する場合、インスタント仮想マシン関連の既知の問題が適用されます。
- カスタマイズされたスケジュールで Linux ソースの AR ジョブが自動的にトリガされません。ただし、バックアップ直後に実行されるデフォルトの AR スケジュールは機能します。
- アシュアード リカバリによって Windows 11 VM のゲスト OS 情報が作成されると、vSphere 8.0 では Windows 10 として表示されます。
- アシュアード リカバリによって Rocky Linux および AlmaLinux の VM のゲスト OS 情報が作成されると、vSphere 8.0 では Red Hat Enterprise Linux 8 として表示されます。
- アシュアード リカバリ ジョブの完了後に、フォルダおよびファイルが AR プロキシ サーバ上に残ります。
- 現象
- アシュアード リカバリ ジョブによって作成されたフォルダが、AR プロキシ サーバ上に残ります。この問題は、ウイルス対策プロセスや Windows システム プロセスなど、その他のプロセスが AR ジョブ中にこれらのフォルダやファイルにアクセスしているために発生します。
- アシュアード リカバリ IVHD テストでは、「IVHD_JobId_<ID>_<UUID>」などのフォルダが、AR タスクで指定された仮想ハード ディスク ファイル フォルダの下に残る場合があります。
- アシュアード リカバリ IVM テストでは、「UDPARVM_<NodeName>_<UUID>」などのフォルダが、AR タスクで指定されている VM ファイル フォルダの下に残る場合があります。
- 解決策
- この問題を回避するには、これらのフォルダを後から手動で削除します。
- アシュアード リカバリ(AR)テストが失敗します。
- 現象
- ソース ノードに Windows 2008 SP1、Windows 2008 R2 SP2 以下のバージョンの Windows オペレーティング システムがインストールされている場合、Hyper-V 2016 または 2019 へのアシュアード リカバリが失敗することがあり、以下のエラー メッセージが表示されます。
- ハートビートを検出できません。
- 解決策
- 回避策として、ハイパーバイザを他のバージョンに変更するか、VMware を使用できます。
- デスティネーションが Windows 2016 Hyper-V の場合、仮想マシンのハートビートを確認できません。
- 現象
- Windows 2016 Hyper-V では、Windows 2016 Hyper-V が仮想マシンのハートビートに接続できない Hyper-V ハートビートに関連する更新をソース マシンに適用したことがない場合、仮想マシンのハートビートが検出されません。そのため、アシュアード リカバリ テストが失敗する可能性があり、アクティビティ ログに以下の警告メッセージが表示されます。
- Integration Service ISO file [C:\Windows\System32\vmguest.iso] does not exit (統合サービス ISO ファイル [C:\Windows\System32\vmguest.iso] が存在しません)
- 解決策
- 統合サービスは Windows Update によって配信されるので、vmguest.iso イメージ ファイルは必要なくなり、Windows Server 2016 の Hyper-V には含まれなくなりました。
- サービスを手動でインストールするには、リンクを参照してください。
- Windows 2008 ソース マシン上で仮想マシンのハートビートを確認できません。
- 現象
- ソース マシンが Windows 2008 サーバで、EFI システムから起動した場合、VMware にインスタント仮想マシン タイプを使用すると、仮想マシンのハートビートを確認できません。アシュアード リカバリが失敗することがあります。
- 解決策
- この問題を回避するには、Windows ブート エントリを EFI 環境に手動で追加する必要があります。
- 以下の手順に従います。
- VM が EFI 環境で起動した後、ESXi 5.x では「Boot Maintenance Manager」、ESXi 6.x では「Enter Setup」を入力します。
- [Configure boot options]を選択します。
- [Add boot option]を選択します。
- EFI パーティション上にある以下のフォルダ パスから、bootmgfw.efi ファイルを選択します。
- 説明に「Windows Boot Manager」と入力します。
- [Commit Changes and exit]を選択します。
- [Reset the system]を選択して、仮想マシンを再起動します。
- Windows バックアップが正常に起動します。
- アシュアード リカバリが、重要な Windows システム ファイルのデータの整合性の確認に失敗します。
- 現象
- アシュアード リカバリ ジョブをサブミットすると、Windows 10 と Windows 2008 R2 の間にある NTFS ファイル システムの互換性の問題のため、ジョブは重要な Windows システム ファイルのデータ整合性の確認に失敗します。以前のバージョンの Windows では、Windows 10 のファイル システム拡張属性はサポートされていません。その結果、システム ファイルのシグネチャが Windows 2008 R2 のアシュアード リカバリ プロキシで使用可能なシグネチャと一致せず、コマンド ライン chkdsk はエラーを報告します。
- 解決策
- この問題を回避するには、アシュアード リカバリ プロキシの OS を、一致するバージョン以降の OS にアップグレードします。
- アシュアード リカバリ テストは、復旧ポイントのリストをノード ビューに表示できません。
- 現象
- エージェントレス バックアップ プランを作成していて、バックアップ先としてローカル パスを指定した場合、アシュアード リカバリ テストをノード ビューから手動で開始すると、アシュアード リカバリは復旧ポイントのリストを表示できません。
- 解決策
- この問題を回避するには、共有フォルダをバックアップ先として使用するか、またはプラン ビューからアシュアード リカバリ テストを手動で開始します。
- [日付と時刻から最新の復旧ポイントをテスト]オプションが機能しません。
- 現象
- Linux ノードのプランからアシュアード リカバリ テストを実行すると、[日付と時刻から最新の復旧ポイントをテスト]オプションは機能しません。
- 注: この問題は、Linux エージェント ベース プランおよびホスト ベース エージェントレス プランの Linux 仮想マシンでのみ発生します。
- 解決策
- この問題を回避するには、選択した復旧ポイントを使用して、ノード レベルからアシュアード リカバリ テストを起動します。
- Windows Hyper-V 2012 R2 でインスタント仮想マシンのテスト タイプを実行すると、アシュアード リカバリ テスト ジョブが失敗します。
- 現象
- Windows Hyper-V 2012 R2 でインスタント仮想マシンのテスト タイプを実行すると、アシュアード リカバリ テスト ジョブが失敗して、以下のエラー メッセージが表示されます。
- サーバ xxxxxx 上でデデュプリケーション データの役割と通信できませんでした。ネットワーク エラー = [接続がタイムアウトしました]。
- ディスク GUID [{097D7E83-E9C8-40D0-B766-7567E9CDD674}] の仮想ディスク ファイル [C:\Folder\disk2061091111.vhdx] を処理できませんでした。エラー メッセージ: No waiter is present for the filter's reply to this message. (このメッセージにフィルターが応答するのを待機しているものはありません。)
- ディスク GUID [{097D7E83-E9C8-40D0-B766-7567E9CDD674}] の仮想ディスク ファイル [C:\Folder\disk2061091111.vhdx] を処理できませんでした。エラー メッセージ: バックアップ先からディスク データを読み取れませんでした。
- この問題は以下の条件をすべて満たすときに発生します。
- アシュアード リカバリ テスト ジョブがインスタント仮想マシン テスト タイプとして設定されており、ターゲット ハイパーバイザが Windows Hyper-V 2012 R2 である。
- バックアップ先が復旧ポイント サーバであり、復旧ポイント サーバが仮想マシン内にインストールされていて、仮想マシンが同じ Hyper-V サーバ上にある。
- VM ファイル フォルダがアシュアード リカバリ タスクで設定されていて、復旧ポイント サーバの VHDX ファイルがその Hyper-V サーバの同じボリューム上にある。
- 注: この問題は、Windows Hyper-V 2016 では発生しません。
- 解決策
- この問題を回避するには、以下のいずれかのオプションを実行します。
- VM ファイル フォルダを、アシュアード リカバリ タスクの異なるボリュームに設定します。
- バックアップ先として別の Windows Hyper-V サーバを使用します。
- 代わりにインスタント仮想ディスク テスト タイプを使用します。
- スケジュールされたアシュアード リカバリ テストが失敗します。
- 現象
- ソース ノード ホスト名を変更し、アシュアード リカバリ テストをスケジュールすると、新しいバックアップ ジョブによって、スケジュールされたアシュアード リカバリ テストがスキップされ、以下のエラー メッセージが表示されます。
- セッションをチェックに使用できません。アシュアード リカバリ ジョブがスキップされました。
- 解決策
- 新しいフル バックアップ ジョブを実行し、再度プランを展開します。
- UDP 8.0 Linux エージェントで、アシュアード リカバリ(AR)ジョブが失敗します。
- 現象
- Linux バックアップ サーバが、デフォルトの Red Hat カーネル バージョン 4.18.0-240.x.x.el8_3.x86_64 (例: 4.18.0-240.1.1.el8_3.x86_64)の RHEL/Centos/OEL 8.3 にインストールされている場合、アシュアード リカバリ ジョブが失敗します。
- 解決策
- この問題を回避するには、以下を行います。
- RHEL/Centos/OEL 8.3 Red Hat カーネル バージョン(4.18.0-240.1.1.el8_3.x86_64)を以下のカーネル バージョンにダウングレードします。
- 4.18.0-193.el8.x86_64
- UDP 8.0 Linux バックアップ サーバをインストールします。
- AR ジョブを実行します。
- AR ジョブが完了します。
EFI\Microsoft\Boot\