データ ストアしきい値の変更
このトピックでは、しきい値のレジストリ場所、しきい値のキー名およびデフォルト値、しきい値のエラー メッセージまたは警告メッセージが表示される場合、データ ストアのしきい値を変更する方法について説明します。
データ ストアにスペース容量しきい値を設定すると、データ ストア デスティネーションの空き領域使用量の情報をモニタするために役立ちます。デデュプリケーション データ ストアでは、ハッシュ デスティネーションに割り当てられたメモリ、およびバックアップ先フォルダ、インデックス デスティネーション、およびデータ デスティネーションに割り当てられたディスク容量がしきい値によってモニタされます。非デデュプリケーション データ ストアの場合、バックアップ先フォルダのストレージ容量のみがしきい値によってモニタされます。しきい値モニタの 5 つの項目すべてに 2 種類の値があります。
しきい値は、システム レジストリに保存されます。デフォルト値を手動で変更することができます。
しきい値のレジストリ場所
- データ ストア フォルダ: [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\DataStore\XXXXXXX\CommStore]
- デデュプリケーション データ デスティネーション: [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\DataStore\XXXXXXX\GDD\DataRole]
- デデュプリケーション ハッシュ デスティネーションとメモリ: [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\DataStore\XXXXXXX\GDD\HashRole]
- デデュプリケーション インデックス デスティネーション: [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\DataStore\XXXXXXX\GDD\IndexRole]
注: ハッシュ役割はメモリとディスク使用状況の両方をモニタします。Path はディスク使用状況を表し、Mem はメモリを表します。
しきい値のキー名とデフォルト値
パスの種類 | しきい値の種類 | レジストリ キー名 | デフォルト値 |
デフォルト値 (v6.5 Update 1 より前) |
データ ストア フォルダ | 警告 | WarnPathThreshold | 0.05 | 0.03 |
エラー | ErrorPathThreshold | 2048 | 100 | |
デデュプリケーション インデックス パス | 警告 | WarnPathThreshold | 0.05 | 0.03 |
エラー | ErrorPathThreshold | 2048 | 100 | |
デデュプリケーション ハッシュ パス | 警告 | WarnPathThreshold | 0.05 | 0.03 |
エラー | ErrorPathThreshold | 2048 | 100 | |
デデュプリケーション データの役割パス | 警告 | WarnPathThreshold | 0.05 | 0.03 |
エラー | ErrorPathThreshold | 2048 | 100 | |
メモリ | 警告 | WarnMemThreshold | 0.05 | 0.03 |
エラー | ErrorMemThreshold | 30 | 10 |
- 1 未満の値は空き領域の割合を示します。たとえば、0.05 は 5% を意味します。空き領域が合計領域サイズの 5% 未満になると警告しきい値に達します。
- 1 以上の値は実際の空き領域のサイズを示し、単位は MB です。たとえば、デフォルトの 2048 は 2048 MB を意味します。空き領域が 2048 MB 未満になるとエラーしきい値に達します。
デフォルトのしきい値は、データ ストアのパフォーマンスが向上するように設計されています。しきい値を変更することができます。余分な領域が必要にならない限り、これらの値を変更することはお勧めしません。
しきい値を変更するには、以下の手順に従います。
- それぞれのレジストリ場所に移動します。
- 手動でしきい値のデフォルト値を変更します。