ファイル アーカイブ設定の管理
Arcserve UDP エージェント(Windows)では、指定したファイル コピーおよび保存期間の基準に基づいて、選択したソース ファイルを、バックアップ セッションからデスティネーション(ディスクまたはクラウド)にコピーできます。ファイル コピー機能を使用して、重要なデータを別の場所にコピーすることができます。
ファイルをコピーする利点は以下のとおりです。
- 効率性の向上 - 変更されていないデータをコピー/移動し、テープまたはディスクにバックアップおよび保存される実データの量を削減することによって、バックアップと回復のプロセスの速度を向上させます。
- 規制への対応 -- 社内および社外の規制に準拠するために必要となる重要な書類、電子メール、その他大切なデータを保持するのに役立ちます。
- ストレージ コストの削減 - 古いデータや頻繁にアクセスされないデータを、主要なシステムからより安価な格納場所に移すことによって、ストレージ領域を節約します。
- 複数のファイル バージョンの管理 - 必要に応じてバックアップ ファイルの前のバージョンにロールバックしたり、同じファイルの複数のバージョンを異なる保管場所に管理したりするのに役立ちます。
最初のファイル コピー ジョブを実行する前に、ファイル コピー設定およびプランを指定します。これらの設定により、ファイル コピー ジョブの動作が決まります。たとえば、ファイル コピー データのソース、ファイルのコピー先、各ファイル コピー ジョブのスケジュール、ファイル コピー ジョブに適用される設定とフィルタなどを指定します。これらの設定は、Arcserve UDP エージェント(Windows)ホーム画面からいつでも変更できます。
注:パフォーマンスを向上(アップロード速度およびサーバ負荷)するために、ファイル コピーでは指定されたデスティネーションにデータをパラレル チャンクでアップロードすることができます。デスティネーションへ同時に送信されるチャンクの数を設定するには、「ファイル コピー チャンク値の設定」を参照してください。
ファイル コピー設定を管理するには、Arcserve UDP エージェント(Windows)ホーム画面上で[設定]リンクをクリックし、[ファイル コピー設定]タブを選択します。[ファイル コピー設定]ダイアログ ボックスには、以下のタブ オプションが含まれています。