前提条件と考慮事項の確認
Exchange Online バックアップ プランを作成する前に、以下の前提条件と考慮事項を確認してください。
Exchange Online バックアップ プランの作成:
前提条件:
- グローバル管理者権限を持つバックアップ サービス アカウントを使用します。
-
Exchange Online 組織に接続する Exchange Online バックアップ アカウントにバックアップ ユーザ用偽装権限を追加し、バックアップおよびリストアを実行します。
注: Discovery Management 役割グループにバックアップ アカウントを追加せず、Application Impersonation アクセス許可を割り当てていない場合、バックアップは失敗します。
- バックアップ ユーザ アカウントを 1 つの Exchange Online メールボックスと関連付けます。
- コンソールにログインします。
- バックアップ/リストアを実行するプロキシ マシンに Arcserve UDP エージェントをインストールします。
バックアップ アカウントの場合:
バックアップ プロキシの場合:
考慮事項:
- 多数のユーザをバックアップする場合は、Exchange グループを使用すると、より適切なバックアップと最適化を行うことができます。
- Exchange Online バックアップのデフォルト設定では、一度に 4 つのバックアップ スレッド(ユーザごとに 1 つのスレッド)が使用されます。Engine\BIN\Office365\Arcserve.Office365.Exchange.configの環境設定ファイルでスレッドを次のように変更することもできます。
-
コピー
<! --#region for multi thread--> <! --MultiThreadEnable default value:0.if enable, set 1.--> <add key="MultiThreadEnable" value ="1"/> <! --set how many thread will be used to backup mailbox.default value is 4--> <add key="MaxDegreeOfParallelismForMailbox" value="4"/> <! --#endregion-->
- 1 から 5 の値を設定することをお勧めします。指定可能な最大値は 10 です。しかし、6 から 10 の値を設定することはお勧めしません。
- ユーザ メールボックス
- 共有メールボックス
- メールが有効なパブリック フォルダ
- 会議室メールボックス
- 備品用メールボックス
- グループ メールボックス
注: UDP 8.0 は、以下をサポートしています。
注: Exchange Online のベスト プラクティスの詳細については、「Exchange Online 関連」を参照してください。
基本認証(BA)を使用した Exchange Online バックアップ プランの作成:
以下の考慮事項を確認します。
- PowerShell バージョン 5.1 以上(Windows Management Framework (WMF)の一部)をプロキシ サーバ(64 ビット コンピュータ)にインストールします。
-
PowerShell ウィンドウを使用して、プロキシ サーバに以下の PowerShell モジュールをインストールします。
- Azure モジュールをインストールするには、以下のコマンドを実行します。
- Install-Module -Name AzureAD -Force
- ExchangeOnlineManagement モジュールをインストールするには、以下のコマンドを実行します。
- Install-Module -Name ExchangeOnlineManagement -Force
注: 上記のコマンドを使用して PowerShell モジュールをインストールする場合、Microsoft のリポジトリで入手可能な GA バージョンのコンポーネントに基づいて、新しいバージョンのモジュールがインストールされることがあります。
先進認証(MA)を使用した Exchange Online バックアップ プランの作成:
先進認証を使用してプランを作成する前に、「前提条件」を確認してください。