Arcserve UDP エージェント(Windows) では、以下の電子メール アラートの設定を指定できます。
電子メール アラートの環境設定の指定
[環境設定]の[電子メール アラート]ダイアログ ボックスが表示されます。
注: Arcserve UDP エージェント(Windows) がプロキシ サーバで使用されている場合、すべての設定が利用可能というわけではなく、読み取り専用情報として表示されます。
選択したイベントが完了したときに、自動的に電子メール アラート通知が送信されます。 以下のオプションのいずれかまたはすべてを選択できます。
注: 成功したジョブについて特に通知を必要としない場合、失敗したジョブまたは実行されなかったジョブについてのみ電子メール アラートが送信されるように Arcserve UDP エージェント(Windows) を設定できます。 この設定により、電子メール通知の量を減らすことができるだけでなく、失敗をモニタしやすくなります。
以下のイベント通知を送信するオプションが利用可能です。
失敗したすべてのジョブについて電子メール アラート通知を送信します。 失敗したジョブとは、スケジュールが設定されているが、スケジュール時刻に実行されなかったジョブのことです。 失敗したジョブは、同じ種類の他のジョブが実行中の場合、または先に開始したジョブがまだ完了していない場合に発生します。
Arcserve UDP エージェント(Windows) では、異なる種類のジョブを同時に実行することは可能ですが、同じ種類のジョブは一度に 1 つしか実行できません。 たとえば、コピー ジョブがスケジュールされた時間に、別のコピー ジョブがまだ実行されている場合、スケジュールされたコピー ジョブは実行されませんが、別のバックアップ ジョブは予定どおり実行することができます。
バックアップ、カタログ、ファイル コピー、リストア、復旧ポイントのコピーのジョブ試行が失敗すると、アラート通知を送信します。 このカテゴリには、失敗、未完了、およびキャンセルされたジョブと、クラッシュしたジョブ試行のすべてが含まれます。
注: これらの電子メール アラートは高い重要度で送信されます。 高い重要度レベルに設定された電子メール アラートには、受信トレイ内で感嘆符のマークが表示されます。
バックアップ、カタログ、ファイル コピー、リストア、復旧ポイントのコピーのジョブ試行が成功すると、アラート通知を送信します。
停止、スキップ、失敗、またはクラッシュしたすべてのマージ ジョブについて、アラート通知を送信します。 このアラートを有効にすると、マージ ジョブが失敗した場合に通知が送られます。
マージ失敗は、以下の理由で発生する場合があります。
この問題を解決するために、セッションをマウント解除できます。
このセッションは、次のバックアップ ジョブによって自動的にマージされます。
このアラートを無効にすると、マージの失敗はトレイ モニタのバルーン メッセージ、または Arcserve UDP エージェント(Windows) ホーム ページ上の復旧ポイントのサマリでのみわかることになります。
成功したすべてのマージ ジョブについて電子メール アラート通知を送信します。
バックアップ先の未使用容量が指定した値を下回った場合、電子メール アラート通知を送信します。 このオプションでは、アラート通知を送信するしきい値として、全容量の割合または特定の値(単位 - MB)のどちらで指定するかを選択することができます。
Arcserve UDP エージェント(Windows) 用の新しい更新が利用可能な場合に電子メール通知を送信します。 更新の確認中またはダウンロード中に問題が発生した場合も、電子メール通知が送信されます。
指定されたリソースのしきい値レベルに到達した場合に電子メール通知を送信します。 サーバの効率性と信頼性を確保するには、常にパフォーマンスをモニタして潜在的な問題を特定し、ボトルネックとなる状況を迅速に解消する必要があります。
これらのリソース インジケータのしきい値レベルを定義することは、サーバに関するユーザの知識に基づいて、完全にユーザの裁量において行われます。 正しい設定や誤った設定を指定することはできません。これらのアラート通知は「正常」で許容可能なパフォーマンスに基づいて設定します。 たとえば、システムが通常は 80% の CPU 負荷で実行される場合、CPU 使用率のしきい値に 75% を設定することは効率的かつ有用とは言えません。
これらの各リソース パラメータは、対応するしきい値レベルに達するとそれぞれ個別にアラート通知を送信するように設定できます。 送信される各リソース アラート電子メールの最大数は 1 日あたり 5 通までです。
指定された CPU 使用率のアラートしきい値は、Arcserve UDP エージェント(Windows) によって保護されたサーバの CPU 使用率を示します。 このアラート通知を使用すると、サーバが頻繁に過負荷状態になることがないかを確認できます。
CPU 使用率が高すぎると、サーバの応答時間が遅くなるか、反応しなくなる場合があります。 そのため、負荷の分散(バランシング)を検討する必要があります。
指定されたディスク スループットのアラートしきい値は、Arcserve UDP エージェント(Windows) によって保護されたサーバのディスク スループット(MB/秒)を示します。 このアラート通知を使用すると、ディスクの処理能力が最大限に利用されていることを確認できます。
ディスク スループットがディスクの最大処理能力に近い場合、ニーズと一致させるためにディスクのアップグレードを検討してください。 通常、高速なディスクほどパフォーマンスは高くなります。
指定されたメモリ使用率のアラートしきい値は、Arcserve UDP エージェント(Windows) によって保護されたサーバのメモリ使用率を示します。 使用率は、メモリ容量のどれくらいが使用されているかを表します。 使用率が高くなるほど、サーバのパフォーマンスは低くなります。
メモリ使用率が頻繁に高くなりすぎる場合、原因となっているプロセスを特定する必要があります。 このインジケータ設定を使用して、アプリケーションまたはサーバのアップグレードが必要となった場合に警告されるようにすることができます。
指定されたネットワーク I/O のアラートしきい値は、Arcserve UDP エージェント(Windows) によって保護されたサーバでの現在の NIC 帯域幅使用率を示します。 使用率は、ネットワーク インターフェース カード(NIC)がどの程度使用されているかを表します。 使用率が高くなるほど、ネットワークのパフォーマンスは低くなります。
ネットワーク使用率が頻繁に高くなりすぎる場合、原因となっているプロセスを特定して問題を解決する必要があります。 また、特定のネットワーク容量に基づいて、バックアップ中のネットワーク使用率が高すぎる場合、NIC カードをアップグレードして高いスループット要件に対応することができます。
電子メール アラートの環境設定が保存されます。
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