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Arcserve UDP Version 5.0 の機能
Arcserve UDP ソリューションは、急速に変化する仮想、クラウド、およびサービスの世界でデータ保護に取り組む組織が抱える、次世代のストレージの問題に対する包括的な解決策を提供します。 このソリューションは、マルチサイトのビジネス継続性および惨事対策の問題に対応する幅広い機能への単一のユーザ インターフェースを提供することによって、これを実現します。
以下の特長および機能があります。
- 復旧ポイント サーバ(RPS) - カタログ生成やマージ/パージ操作といった、Arcserve UDP エージェント(Windows)からの、リソースを大量に消費するタスクをオフロードするために使用できるインテリジェントなストレージ ターゲット ゲートウェイです。 このゲートウェイは、ローカル ストレージ センターとして使用できるだけでなく、リモート ロケーションに対するマルチサイト データ保護を実現するレプリケーション エンジン(グローバル ソース側のデデュプリケーション機能を活用)として使用することもできます。 復旧ポイント サーバには、複数のストレージ ターゲット(データ ストア)を構築できます。
- データ デデュプリケーション - 復旧ポイント サーバのゲートウェイはソース側のデータ デデュプリケーション機能を提供します。 データ デデュプリケーションにより、サイト間レプリケーションにおいて、変更されたデータのみがソースからローカルのインテリジェント ターゲットにバックアップされ、別々のサイトにあるインテリジェント ターゲット間で転送されます。 [データのデデュプリケート]を有効にして複数のノードを同じデータ ストアにバックアップするか、または空き容量の多いノードをバックアップすると、デデュプリケーション率がより高くなります。
- 統合レプリケーション - Arcserve UDP ソリューションは、復旧ポイント サーバ間でのサイト間レプリケーション(LAN および WAN 経由)をサポートします。 エラーが発生してレプリケーション プロセスが中断された場合のレプリケーションの再開もサポートされます。
- Microsoft Hyper-V のサポート - Arcserve UDP ソリューションは、ソースの仮想マシンに Arcserve UDP エージェント(Windows) をインストールせずに、Microsoft Hyper-V で実行されている仮想マシンに存在するデータのエージェントレス バックアップを実行します。 変更されたデータのみをバックアップするために、増分バックアップがサポートされています。 バックアップ サイズを削減するために、バックアップでは圧縮およびデデュプリケーションがサポートされています。 また、仮想スタンバイも Microsoft Hyper-V でサポートされています。
- VMware vSphere のサポート - Arcserve UDP ソリューションは、ソースの仮想マシンに Arcserve UDP エージェント(Windows) をインストールせずに、VMware vSphere (最新バージョンの VMware vSphere 5.5 を含む)で実行されている仮想マシンに存在するデータのエージェントレス バックアップを実行します。 変更されたデータのみをバックアップするために、増分バックアップがサポートされています。 バックアップ サイズを削減するために、すべてのバックアップで圧縮およびデデュプリケーションがサポートされています。 また、仮想スタンバイも VMware vSphere でサポートされています。
- Windows ノードの保護 - ノードで実行される Arcserve UDP エージェント(Windows)によってディスク ベースのバックアップを実行できます。 ノードには、ラップトップ、物理マシン、または VMware vSphere および Microsoft Hyper-V 上の仮想マシンを使用でき、最新バージョンの Windows Server 2012 R2 および Windows 8.1 をサポートしています。
- Linux ノードの保護 - Arcserve UDP エージェント(Linux)バックアップ サーバによって Linux ノードでディスク ベースのバックアップを実行できます。 ノードには、ラップトップ、物理マシン、または VMware ESX サーバ、Citrix Xen サーバ、Oracle VM、および Red Hat Enterprise Virtualization 上で実行されている仮想マシンを使用できます。
- Arcserve Replication/High Availability との統合 - Arcserve UDP コンソールから Arcserve Replication/High Availability 機能を管理およびモニタする機能を提供します。
- Arcserve Backup との統合 - Arcserve UDP ソリューションでは、無料の制限付きバージョンの Arcserve Backup を利用して、テープへのバックアップ(エージェント ベースおよびエージェントレス ベース)を実行する機能を提供します。
- リモート復旧ポイント サーバでのプランの共有 - 複数の Windows ユーザを特定のプランにマッピングできます。 リモート復旧ポイント サーバからレプリケートされたデータを受信するようにプランを作成できます。 これらのプランを Windows アカウントにマッピングして、複数のリモート復旧ポイント サーバで共有することができます。
- プランを使用したノードの保護 - プランは、データ保護を提供するために組み合わせて使用される一連のタスクです。 これらのタスクには、エージェント ベースのバックアップ、ホスト ベースのエージェントレス バックアップ、仮想スタンバイ マシンの作成、レプリケーション、復旧ポイントのコピー、およびファイルのコピーの実行を含めることができます。 プランは、複数のノードを保護するために展開でき、有効または無効にすることができます。 また、ジョブの成功や失敗などのイベントに対してプランに電子メール アラートを設定できます。
- 複数データ ストア オプション - データ ストアは、バックアップされたデータを保存するための場所として復旧ポイント サーバによって使用されます。 保存場所としては、ローカル ディスク、リモート共有フォルダ、または NAS デバイスを使用できます。 データ ストアには、データ セキュリティの確保や容量の効率的な使用のために多数のオプションが用意されています。 作成されるバックアップのサイズを削減するために、データ ストアでは圧縮およびグローバル データ デデュプリケーションがサポートされています。 バックアップされたデータのセキュリティを確保するために、暗号化もサポートされます。
- 詳細なスケジュール - バックアップ ジョブ、マージ、スロットル、およびレプリケーション ジョブを実行するための異なるスケジュールを日単位で設定できます。 日単位/週単位/月単位の保存期間を指定することもできます。
- 仮想スタンバイ - ソースの最新の復旧ポイントが VM スナップショットによって提供されるソース ノード用のスタンバイ仮想マシンが作成されます。 惨事発生後にソース ノードを使用できない場合に手動または自動で仮想マシンの電源をオンにする機能が提供されます。 ハイパーバイザの最新のバージョン(VMware vSphere 5.5、Windows Hyper-V 2012 r2)をサポートします。 VMware ESX(i)サーバ 5.5 または Hyper-V VHDX 形式の仮想ディスクを介して 2 TB を超えるディスクをサポートします。
- レポートの作成 - 情報を収集して、バックアップの管理容量、バックアップ サイズ、バックアップ ステータス、仮想化保護ステータス、メディアのデータ分布などの情報に関するレポートを表示することができます。
- 複数のデータ回復オプション - アプリケーション レベル、ファイル レベル、および VM レベルでデータを回復できます。 Arcserve UDP エージェント(Linux) では、即時のボリューム レベル回復も可能です。
- Exchange の詳細リストア - Arcserve UDP ソリューションは、アカウント、メール フォルダ、または単一のメール単位で Exchange メールのリストアをサポートしています。サポートされるバージョンは Exchange 2013、Exchange 2010、および Exchange 2007 です。
- ベア メタル復旧(BMR) - バックアップされたシステム全体を再構築またはリストアするために必要なオペレーティング システム、アプリケーション、およびデータ コンポーネントを対象として「ベア メタル」からコンピュータ システムを回復する機能を提供します。 BMR は、惨事復旧または別のサーバへのマイグレーションのために使用します。 Arcserve UDP ソリューションには、V2P (仮想から物理)ベア メタル復旧を実行する機能があります。復旧元として利用できるのは、Arcserve UDP エージェント(Windows) バックアップ セッション、最新状態のスタンバイ仮想マシン、以前に Arcserve UDP エージェント(Windows) バックアップ セッションから変換された任意の復旧ポイント、およびホスト ベースのバックアップ セッションです。 また、Arcserve UDP ソリューションは Arcserve UDP エージェント(Linux) バックアップ セッションからの PXE (Preboot Execution Environment)ベースの BMR 実行もサポートしています。 Arcserve UDP では、iSCSI デスティネーションからの BMR もサポートされています。
- 復旧ポイントのコピー - 指定したデスティネーションに復旧ポイントのコピーを作成することで、データの保護を強化できます。
- ファイル コピー - Arcserve UDP ソリューションには、データの保護を強化するために、クラウドやディスクに対してファイルのコピー/移動を実行する機能があります。
- セントラル ライセンス管理 - Arcserve UDP ライセンスは、Arcserve UDP コンソールにインストールされ、一元的に確認されます。 セントラル ライセンス管理では、サーバ ベースでライセンスが割り当てられます。 つまり、ライセンスがサーバに割り当てられると、セントラル ライセンス管理ではこの割り当てが記録されます。このライセンスは、そのサーバで排他的に使用されます。 その後、同じサーバからのライセンス要求は受け入れられ、他のサーバからライセンス要求があった場合は、新しいライセンスがそのサーバに割り当てられます。 使用可能なライセンスがなくなると、ライセンス不足の問題が発生していることを警告するアクティビティ ログ メッセージが表示されます。
- RPS ジャンプスタート - RPS ジャンプスタートでは、レプリケートするデータを外部デバイスにコピーし、その後そのデバイスからリモート RPS サーバにコピーします。 これは、狭いネットワーク帯域幅を使用して大量のデータを転送する際に効果的な方法です。
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