デデュプリケーション データ ストアの設定で重要なパラメータを以下に示します。
データ デスティネーションは、保護データを保存するために使用します。 ソースの元データ ブロックが含まれることになるため、データ デスティネーションにはより大きなディスクを使用することをお勧めします。
インデックス デスティネーションは、インデックス ファイルを保存するために使用されます。デデュプリケーション処理のスループットを改善するために、別のディスクを使用することをお勧めします。
ハッシュ デスティネーションは、ハッシュ ファイルを保存するために使用されます。必要なメモリ割り当てを低く抑えながらデデュプリケーション容量を増加させることができる高速な SSD ドライブを使用することをお勧めします。
高速な SSD 上にハッシュ デスティネーションを設定すると、必要なメモリ割り当てを低く抑えながらデデュプリケーション容量を増加させるために使用できます。
.D2D ファイルおよびカタログ ファイルが存在するデスティネーション フォルダです。
「デデュプリケーション ブロック サイズ」は「推定デデュプリケーション容量」にも影響を与えます。 デフォルトの「デデュプリケーション ブロック サイズ」は 4 KB です。 これを 8 KB 設定すると、「推定デデュプリケーション容量」は 2 倍になります。 デデュプリケーション ブロック サイズを大きくした場合の影響とは、デデュプリケーション率を低下させる可能性があるということ、また同時にメモリ要件が減少するということです。
メモリ要件を見積もるには、[メモリおよびストレージの要件の推定]ツールを使用します。 割り当てられているメモリが十分でなく、メモリが完全に使用されていると、新しいデータによって新しいハッシュがハッシュ DB に挿入されません。 そのため、その後にバックアップされるデータはデデュプリケートできず、デデュープ率が低下します。 何らかの理由でメモリを増設できない場合は、デデュプリケーション ブロック サイズを増加させることを試みてください。それにより、メモリ要件が減少します。
注: 既存のデータ ストアについては、ブロック サイズを変更できません。
ハッシュ メモリがいっぱいになると新しいバックアップ ジョブが開始できないことに注意してください。 ただし、進行中のバックアップ ジョブ(ハッシュ メモリがいっぱいになる前に開始されたもの)については、続行し、完了することができます。 この場合、新しいハッシュ キーはハッシュ データベースに挿入されません。 その結果、デデュープ率が影響を受けます。
これは、進行中のバックアップ ジョブに含まれるすべてのデータ ブロックが依然としてハッシュ データベース内の既存のハッシュ キーと比較されるためです。
• 既存のハッシュ キーと重複するデータ ブロックは、ディスクに書き込まれません。
• 既存のハッシュ キーと重複しないデータ ブロックは、ディスクに書き込まれます。 ただし、ハッシュ データベースがいっぱいであるため、新しいハッシュ キーはハッシュ データベースに挿入されません。 そのため、後続のデータ ブロックをこれらの新しいハッシュ キーと比較できません。
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