エージェント ベースのバックアップはエージェント コンポーネントを使用して、データをバックアップする方式です。 エージェントは、ソース ノードにインストールされます。
バックアップには圧縮が使用されます。 圧縮は、通常ディスク容量の使用率を減らすために実行されますが、CPU 使用率が増加するため、バックアップ速度が低下するという影響があります。
使用可能なオプションは、以下のとおりです。
このオプションを使用すると、CPU 使用率は最も低くなります (最も高速で動作します)。ただし、バックアップ イメージのディスク容量の使用率は最大になります。
一般的な圧縮が実行されます。 このオプションを使用すると、CPU 使用率とディスク容量使用率のバランスを適度に調節します。 これはデフォルトの設定です。
最大圧縮が実行されます。 このオプションを使用すると、CPU 使用率が最も高くなります(最も低速で動作します)。ただし、ディスク容量の使用率は、最小になります。
注:
このオプションはローカルまたはリモート共有のデスティネーションにのみ使用可能です。 Arcserve UDP エージェントがデータ ストアにバックアップされる場合、圧縮設定は変更できません。
電子メール アラート、データベース設定、インストール設定などの環境設定パラメータを定義する、Arcserve UDP コンソール上のタブです。
前回のバックアップ ステータスおよびストレージ ステータスを表示できる、Arcserve UDP コンソール上のタブ。最新の実際のデータ ストレージ、raw データ ストレージ、およびリストア可能なデータ ストレージを表示することができます。
データ ストアはディスク上の物理ストレージ領域です。 復旧ポイント サーバがインストールされているあらゆる Windows システムにデータ ストアを作成できます。 データ ストアはローカルに作成することも、Windows システムがアクセスできるリモート共有上に作成することもできます。
デスティネーションはバックアップ データの保存先となるコンピュータまたはサーバです。 デスティネーションには、保護されているノード上のローカル フォルダ、リモート共有フォルダ、または復旧ポイント サーバ(RPS)を使用できます。
検出されたノードとは、アクティブなディレクトリまたは vCenter/ESX サーバからのディスカバリ、ファイルからのインポート、または IP アドレスを使用した手動での追加により、Arcserve UDP コンソールに追加された物理または仮想システムです。
Arcserve UDP ソリューションでは、データの暗号化機能を提供します。
注: バックアップ先が復旧ポイント サーバである場合、暗号化なしとAES-256でのデータ暗号化を使用できます。 これを設定してデータ ストアを作成することができます。 バックアップ先がローカルまたはリモート共有である場合、利用可能な暗号化形式オプションは[暗号化なし]、[AES-128]、[AES-192]および[AES-256 です]。 ローカルまたは共有フォルダへのバックアップのプランを作成している間にこのオプションを設定できます。またはスタンドアロン Arcserve UDP エージェント用のバックアップ設定からこれを設定できます。
暗号化設定
データの暗号化とは、解読メカニズムがなければ理解できない形式にデータを変換することです。 Arcserve UDP ソリューションでは、安全な AES (Advanced Encryption Standard)暗号化アルゴリズムを使用し、指定したデータに対して最大限のセキュリティおよびプライバシーを確保します。
たとえば、暗号化パスワードを変更し、カスタマイズされた増分/検証バックアップを手動でサブミットすると、自動的にフル バックアップに変換されます。
注: このオプションはローカルまたはリモート共有のデスティネーションにのみ使用可能です。 Arcserve UDP エージェントがデータ ストアにバックアップされる場合、暗号化設定は無効にできません。
バックアップが実行されたコンピュータにリストアする場合、パスワードは必要とされません。 しかし、別のコンピュータにリストアする場合は、パスワードが必要になります。
ホスト ベースのエージェントレス バックアップは、ソース マシンでエージェント コンポーネントを使用せずに、データをバックアップする方式です。
HOTADD 転送モードは、SCSI ディスクで設定された仮想マシンをバックアップするためのデータ転送方式です。 詳細については、VMware Web サイトの Virtual Disk API Programming Guide を参照してください。
ジョブとは、バックアップ、リストア、仮想スタンバイの作成、ノードのレプリケートなどの Arcserve UDP アクションのことです。
Arcserve UDP コンソール上のタブで、バックアップ、レプリケーション、リストアなどのすべてのジョブのステータスをモニタできます。詳細にはジョブ、タスクのタイプ、ノード ID、復旧ポイントおよびプラン名が含まれます。
NBD(ネットワーク ブロック デバイス)転送モード(別名、LAN 転送モード)は、通信に NFC(ネットワーク ファイル コピー)プロトコルを使用します。 各種の VDDK および VCB 操作は、NBD を使用するときに、各 ESX/ESXi Server ホストでアクセスする仮想ディスクごとに 1 つの接続を使用します。
NBDSSL (Network Block Device Secure Sockets Layer)転送モードは、通信に NFC (Network File Copy)プロトコルを使用します。 NBDSSL は TCP/IP 通信ネットワークを使用して、暗号化されたデータを転送します。
ノードとは、Arcserve UDP により保護される物理システム、または仮想システムです。 Arcserve UDP は、vCenter/ESX または Microsoft Hyper-V サーバ内の Windows ノードおよび仮想マシンを保護できます。
プランは、仮想スタンバイ マシンのバックアップ、レプリケーションおよび作成を管理するタスクのグループです。 プランは単一または複数のタスクから構成されます。 タスクは、ソース、デスティネーション、スケジュールおよび拡張パラメータを定義する一連のアクティビティです。
保護済みノードとは、一定の間隔でデータをバックアップするプランがスケジュールされているノードです。
最近のイベントとは、現在実行中のジョブ、または最近完了したジョブです。
復旧ポイントは特定時点でのノードのバックアップ スナップショットです。 ユーザがノードをバックアップすると、復旧ポイントが作成されます。 復旧ポイントはバックアップ先に保存されます。
復旧ポイント サーバは、サーバのインストール先となるデスティネーション ノードです。 1 つの復旧ポイント サーバに複数のデータ ストアを作成できます。
レプリケートは、あるサーバから別のサーバに復旧ポイントを複製するタスクです。
リソースとは、Arcserve UDP コンソール上のタブの 1 つです。 [リソース]タブからは、ソース ノード、デスティネーション、およびプランを管理できます。
SAN (Storage Area Network)転送モードは、SAN に接続されたプロキシ システムからストレージ デバイスにバックアップ データを転送できます。
システムとはあらゆるタイプのノード、デバイス、仮想マシンで、Arcserve UDP により管理できます。 物理、仮想、Linux、およびスタンバイ仮想マシンが含まれます。
タスクとは、仮想スタンバイ マシンをバックアップし、レプリケートし、かつ作成するさまざまなパラメータを定義する一連のアクティビティのことです。 このようなパラメータにはソース、デスティネーション、スケジュールなどの拡張パラメータが含まれます。 それぞれのタスクはプランに関連付けらます。 プランには複数のタスクを設定できます。
保護されていないノードは Arcserve UDP には追加されるが、プランが割り当てられないノードです。 プランが割り当てられない場合、ユーザはデータをバックアップできず、ノードは保護されていないままになります。
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