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Arcserve UDP 復旧ポイント ビューを使用した Exchange オブジェクトのリストア

Exchange オブジェクトのリストアでは、回復機能を使用するか、コピー&貼り付け(またはドラッグ アンド ドロップ)機能を使用して、バックアップされた Exchange (メールボックス、メール フォルダ、メール)を、バックアップ先から指定されたリストア先へリストアできます。

: Windows 以外の共有フォルダをバックアップ先として使用している場合、ローカルまたはリモートの Windows マシンに対して Arcserve UDP 復旧ポイント ビューに切り替えることはできません。

Arcserve UDP 復旧ポイント ビューを使用した Exchange オブジェクトのリストア

  1. Windows エクスプローラにアクセスし、バックアップ先に移動します。
  2. バックアップ先を右クリックします。

    コンテキスト メニューが表示され、利用可能なオプションが示されます。

  3. Arcserve UDP 復旧ポイント ビューへの変更]オプションを選択します。

    Windows エクスプローラ ビューが Arcserve UDP 復旧ポイント ビューに変わります。 そのディレクトリを開くと、すべてのビューが Arcserve UDP エージェント(Windows) ユーザから見た論理的ビューであり、その場所に保存されている復旧ポイントが表示されます。

    注: Arcserve UDP 復旧ポイント ビューを使用して復旧ポイントを参照または特定しようとしたときに、復旧ポイントの一部が表示されていない場合、バックアップ先がユーザのローカル マシンとリモート共有マシンの間で分割されていたことが原因である可能性があります。 Arcserve UDP 復旧ポイント ビューにすべての復旧ポイントが表示されるようにするには、バックアップ場所(フル バックアップおよび対応する増分バックアップの)はすべて同じ場所である必要があります(ローカルまたはリモート)。 この場合、これは Arcserve UDP 復旧ポイント ビューを使用する場合のみの制約になります。 この問題を解決するには、Arcserve UDP エージェント(Windows) リストア UI を代わりに使用して、復旧ポイントの場所が同じか異なっているかに関わらずすべてが適切に表示されるようにします。

  4. リストアする対象の復旧ポイントを選択し、そのディレクトリを展開して、リストアする Exchange オブジェクトにアクセスします。
  5. Arcserve UDP 復旧ポイント ビューでは、リカバリとコピーのオプションは、メールボックス、フォルダ、および個別のメール オブジェクトに対してのみ利用可能です。 Exchange メールボックス データベース全体をリストアするためにこれらのオプションを使用することはできません。

    : 復旧ポイント内のメールボックス データベースを参照しようとして、Exchange メールボックスが表示されない場合、バックアップ時に Exchange 詳細リストアが有効ではなかった可能性があり、対応するカタログが生成されませんでした。 リストアを実行する前に、[Exchange メールのリストア]ダイアログ ボックスからカタログを手動で生成できます。 詳細については、「Exchange 詳細リストア カタログの即時生成」を参照してください。

  6. リストアするファイルまたはフォルダを右クリックし、[回復]または[コピー]を選択します。
    1. [コピー]を選択した場合、リストア場所へ移動し、その場所を右クリックして[貼り付け]を選択できます (ドラッグ アンド ドロップを使用して Exchange オブジェクトをリストア デスティネーションにコピーすることもできます)。

      注: ドラッグ アンド ドロップ機能を使用して、リモート デスティネーションからアイテム(メール オブジェクト)をリストアすることができない場合、リモート フォルダの URL が Internet Explorer の「信頼済みサイト」に含まれているかどうかを確認してください。

    2. [回復]を選択した場合、[リストア オプション]ダイアログ ボックスが表示されます。 リストア先を選択します。

      使用可能なオプションは、「元の場所にリストアする」または「ダンプ ファイルのみ」です。

      元の場所にリストアする

      バックアップ イメージがキャプチャされた元の場所に電子メールをリストアします。 メールの階層は保持され、元のメールボックスおよび元のフォルダにリストアされます。

      • 現在のマシンがアクティブな Exchange サーバでない場合、Arcserve UDP エージェント(Windows) はアクティブなサーバの場所を検出し、そのアクティブなサーバにメールをリストアします。
      • メールボックスが別の Exchange サーバに移動され、組織はそのままの場合、Arcserve UDP エージェント(Windows) は、元のメールボックスが存在する新しい Exchange サーバを検出し、その新しいサーバへリストアします。

      ダンプ ファイルのみ

      メールをディスクにリストアします。 このディスクの場所はローカル パスである必要があります。 リストアされたメールは、対応する Exchange メールボックスにおける階層と同じ階層を維持します。 ファイル名はメールの件名になります。

      : メールの件名、フォルダ名、メールボックス名に次の文字のいずれかが含まれている場合、ファイル名ではハイフン(-)に置き換えられます: \ / : * ? " < > |

      ファイル システムの競合状態を解決するには 2 つのオプションがあります。 Exchange メールでは 2 つのファイルが同じフォルダに存在しても問題ありませんが、ファイル システムの場合は同じフォルダには存在できません。

      • 名前の変更 - ディスク上にメールの件名と同じ名前のファイルがある場合、Arcserve UDP エージェント(Windows) はメールの件名を使用しますが、件名の最後に番号を追加します。
      • 上書き - ディスク上にメールの件名と同じ名前のファイルがある場合、Arcserve UDP エージェント(Windows) はそのファイルを上書きします。
  7. OK]をクリックしてリストア オプションを保存し、リストア プロセスを開始します。

    : Exchange 詳細リストア用のカタログ化とリストアのジョブが進行中である場合、バックアップ セッションはマウントされた状態になります。 このマウントされたボリューム上で操作(フォーマット、ドライブ文字の変更、パーティションの削除など)は一切実行しないでください。

  8. リストアが正常に完了したら、バックアップ先を右クリックし、[通常の Windows ビューに変更]オプションを選択します。

    Arcserve UDP 復旧ポイント ビューが Windows エクスプローラ ビューに戻ります。

    注: Arcserve UDP 復旧ポイント ビュー モード中は、復旧ポイントの最大数を保持するためのマージ/パージ プロセスが無効になります。 その結果、Arcserve UDP エージェント(Windows) は、Arcserve UDP 復旧ポイント ビューを終了して通常の Windows ビューに戻るまで、復旧ポイントの指定数を超えて復旧ポイントを保存し続けます。 Arcserve UDP 復旧ポイント ビューを終了すると、保持されていた指定数を超えるすべての復旧ポイントがマージ/パージされます。