Arcserve UDP エージェント(Windows) では、柔軟な設定によってバックアップのスケジュールを指定できます。 次の設定項目で構成されています。
ただし、バックアップ、マージまたはカタログ ジョブのそれぞれでシステム リソース(CPU 使用率、メモリ使用率、IO 使用率)が消費され、ネットワーク帯域幅およびディスク容量が占有されます。 そのため、ユーザのシステムを保護するため以下の点を考慮してください。
業務処理に影響しないようにするため、サーバがビジー状態の場合には実行するジョブの数を減らすようにシステムを設定します。 たとえば、サーバがビジー状態の場合にはバックアップ ジョブのみが実行されるようにし、マージ ジョブはサーバがアイドル状態のときに実行されるように設定します。
通常、データ変更が頻繁になるほど、バックアップも頻繁に行う必要があります。 これは、失われるデータの量を最小限に抑えるためです。 必要に応じて、最後の良好な既知の状態にサーバを復旧することができます。
バックアップ先がネットワーク共有パスに設定される場合は、明らかにジョブの実行中にネットワーク帯域幅の一部が使用されます。 このため、このサーバの業務処理に影響する可能性があります。 このような場合には、スロットル スケジュールを指定して、Arcserve UDP エージェント(Windows) が占有するネットワーク帯域幅を制限してください。
フル バックアップの数が増え、保持するバックアップの数が増えるほど、より多くのディスク ストレージが必要になります。 したがって、フル バックアップの頻度と保持するバックアップの数を設定するときには、バックアップ先に割り当てられているディスク ストレージの容量を考慮してください。
「ファイル システム カタログ」または「Exchange 詳細リストア カタログ」を有効にすると、ファイルまたはメールボックスをリストアする場合の参照時間を短縮できます。 ただし、カタログを生成すると、メタデータ ファイルとカタログ ファイルを保存するために必要なディスク ストレージの量も増大し、CPU 使用率も上昇することになります。 さらに、バックアップ ソースに大量のファイルが含まれる場合、カタログ生成の処理に時間がかかる可能性があります。 したがって、カタログを有効にするか無効にするかの決定は、バックアップ データの利用法に依存します。
上記の考慮事項に基づいて、以下に、詳細なスケジュールを使用してビルド サーバを保護し、状況に応じたスケジュール設定を表示する例を示します。
スケジュール設定
スケジュール設定
スケジュール設定
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最終的に、6 件の月次バックアップ、4 件の週次バックアップ、7 件の日次バックアップ、および 12 件の最新のバックアップが存在することになります。 これで、良好な既知の状態にビルド サーバを復旧する場合の選択肢が十分になります。
スケジュール設定
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