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概要

Arcserve Unified Data Protection Agent for Linux (Arcserve UDP Agent (Linux))は Linux オペレーティング システム用に設計されたディスク ベースのバックアップ製品です。ビジネス上の重要な情報を保護および復旧する際に、高速で簡単に使用できる、信頼性の高い方法を提供します。Arcserve UDP Agent (Linux) は、ノード上の変更をブロック レベルでトラッキングし、変更されたブロックのみを増分プロセスでバックアップします。これにより、Arcserve UDP Agent (Linux) を使用してバックアップの実行頻度を増やすことができ、増分バックアップのサイズ(およびバックアップ時間)が削減されるため、これまでよりも最新のバックアップを利用できるようになります。また、Arcserve UDP Agent (Linux) を使用して、ファイルやフォルダのリストア、および単一のバックアップからのベア メタル復旧(BMR)を実行することもできます。NFS(Network File System)共有、CIFS(Common Internet File System)共有、またはバックアップ ソース ノードのいずれかでバックアップ情報を保存できます。

BMR はベア メタルからコンピュータ システムをリストアするプロセスです。ベア メタルは、オペレーティング システム、ドライバおよびソフトウェア アプリケーションのないコンピュータです。リストアには、オペレーティング システム、ソフトウェア アプリケーション、ドライバのインストール、およびデータと設定のリストアが含まれます。Arcserve UDP Agent (Linux) は、データのバックアップを実行するとき、オペレーティング システム、インストールされたアプリケーション、ドライバなどに関連する情報もキャプチャするので、BMR が可能になります。BMR が完了すると、ターゲット ノードには実稼働ノードと同じオペレーティング システムおよびデータがあります。

Arcserve UDP Agent (Linux) では、ほぼエージェントレスの方式を使用して、ご使用のすべての Linux クライアントを高速かつ柔軟に保護することができます。この機能により、各クライアント ノードにエージェントを手動でインストールする必要はありません。ご使用のすべての Linux クライアントは自動的に検出、設定、および保護されます。Arcserve UDP Agent (Linux) をインストールすると、ユーザの Linux 実稼働環境全体を保護できます。Arcserve UDP Agent (Linux) をインストールしたサーバはバックアップ サーバと呼ばれます。Arcserve UDP Agent (Linux) のインストール後は、ネットワークでバックアップ サーバに接続し、Web ブラウザを使用してユーザ インターフェースを開くことができます。

以下の図は、Arcserve UDP Agent (Linux) のワークフロー全体を示しています。

Linux エージェント ワークフロー