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リストアされた Oracle サーバでメモリ ターゲットはサポートされない

症状

Oracle サーバのベア メタル復旧を実行しました。ターゲット マシンのメモリ サイズはソース Oracle サーバ未満です。また、Oracle データベースでは AMM (Automatic Memory Management)が使用されます。BMR 実行後に Oracle データベース インスタンスを起動すると、以下のエラーが発生します。

SQL> startup

ORA-00845:MEMORY_TARGET not supported on this system

解決方法

このエラーを解決するには、共有メモリの仮想ファイル システムのサイズを増やします。

次の手順に従ってください:

  1. root ユーザとしてターゲット マシンにログインします。
  2. コマンド プロンプトを開き、共有メモリの仮想ファイル システムのサイズを確認します。
    # df -k /dev/shm
    Filesystem           1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
    tmpfs                   510324        88    510236   1% /dev/shm
    
  3. 以下のコマンドを入力し、共有メモリの必要なサイズを指定します。
    # mount -o remount,size=1200m /dev/shm
    
  4. 「/etc/fstab」フォルダに移動し、tmpfs 設定を更新します。
    tmpfs /dev/shm tmpfs size=1200m 0 0
    

注:共有メモリの仮想ファイル システムは、 MEMORY_TARGET  および  MEMORY_MAX_TARGET  値に対応できるサイズである必要があります。変数については、Oracle のマニュアルを参照してください。