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ボリューム リストア ジョブのサブミット

ボリューム リストア ジョブをサブミットして、ターゲット ノード上へのボリュームのリストアを開始します。

次の手順に従ってください:

  1. ターゲット ノードにログインします。
  2. 復旧ポイントが、ローカル フォルダまたは共有ネットワークにある場合は、以下のコマンドを使用して、リストア ジョブをサブミットします。
    d2drestorevol --command=restore  --storage-path=<local_path> --node=<node_name> --rp=<recovery_point> --source-volume=<source_volume> --target-volume=<target_volume> [--encryption-password=<encryption_password>] [--mount-target=<mount_point> [--quick-recovery]]
    
    -command=restore

    ボリューム リストア ジョブをサブミットすることを指定します。

    --storage-path

    前提条件のトピックで決定したパスを指定します。詳細については、「前提条件と考慮事項の確認」を参照してください。

    --node

    バックアップされたソース ノードを指定します。

    --rp

    リストアする復旧ポイントまたは復旧セッションを指定します。通常、復旧ポイントは、以下の形式になります。S00000000X (X は数字です)。

    --encryption-password

    セッション パスワードを指定します。セッションが暗号化されている場合、このオプションは必須です。セッションが暗号化されているにもかかわらず、このオプションが指定されていない場合は、端末からパスワードを入力するように求められます。

    --source-volume

    ソース ボリュームを指定します。「セッションのボリューム詳細の確認」で説明したとおり、ソース ボリュームは command=info パラメータを使用して取得できます。また、ソース ボリュームはソース システムのマウント ポイントにすることもできます。

    --target-volume

    ターゲット ノードのデバイス ファイル パスを指定します。

    例:/dev/sda2

    --mount-target

    リストアされたボリュームをマウントする必要があるマウント ポイントを指定します。

    例:/mnt/volrestore

    --quick-recovery

    '--mount-target' と共に使用されると、ターゲット ボリュームは可能な限り早くマウントされます。データがリストアされている間、ターゲット ボリューム上でデータを使用することができます。

    リストア ジョブの終了後、リストア プロセスは自動的に終了します。また、中断することなくデータの使用を続行できます。

    注:ボリューム リストア ジョブおよびバックアップ ジョブが同時に実行される場合、以下が発生します。

    • --quick-recovery が使用される場合、後から開始するジョブ(ボリューム リストアまたはバックアップ)は実行されません。
    • --quick-recovery が使用されない場合、バックアップ ジョブはリストアされていないボリュームのみをバックアップします。

    リストア ジョブがサブミットされ、進捗状況を表示する画面が表示されます。他のジョブをサブミットする場合は、現在のジョブが完了するのを待つか、Q キーを押して画面を終了した後、新しいジョブをサブミットします。

  3. 復旧ポイントが RPS データ ストアにある場合は、以下のコマンドを使用して、リストア ジョブをサブミットします。
    d2drestorevol --command=restore --storage-path=<rps_path> --node="<node_name>[UUID_number]" --rp=<recovery_point> --source-volume=/ --target-volume=<target_path_for_restore> --rps-host=<host_name> --rps-user=<user_name> --rps-pw=<rps_password> --rps-protocol=<internet_security_protocol> --rps-port=<port_number> --rps-dedup
    
    --command=restore

    ボリューム リストア ジョブをサブミットすることを指定します。

    --storage-path

    前提条件のトピックで決定したパスを指定します。詳細については、「前提条件と考慮事項の確認」を参照してください。

    --node

    バックアップされたソース ノードを以下の形式で指定します。

    <ノード名>[<uuid>]

    --rp

    RPS のデータ ストアからリストアする復旧ポイントまたは復旧セッションを指定します。通常、RPS データ ストアからの復旧ポイント セッションは、以下の形式で指定される必要があります。

    VStore/S00000000X (X は数字です)

    --source-volume

    ソース ボリュームを指定します。「セッションのボリューム詳細の確認」で説明したとおり、ソース ボリュームは command=info パラメータを使用して取得できます。また、ソース ボリュームはソース システムのマウント ポイントにすることもできます。

    --target-volume

    ターゲット ノードのデバイス ファイル パスを指定します。

    例:/dev/sda2

    -- rps-host

    復旧セッションが保存されている RPS のホスト名を指定します。

    -- rps-user

    RPS ホストにアクセスするためのユーザ名を指定します。

    -- rps-pw

    RPS ホストにアクセスするためのパスワードを指定します。

    -- rps-protocol

    RPS ホストのプロトコルを指定します。プロトコルは http または https です。

    -- rps-port

    RPS ホストのポート番号を指定します。

    -- rps-dedup

    データ ストアでデデュプリケーションが有効であることを指定します。このパラメータは、データ ストアでデデュプリケーションが有効な場合にのみ必要です。

    -- ds-share-folder

    データ ストアの共有パスを指定します。このパラメータは、データ ストアでデデュプリケーションが無効な場合にのみ必要です。

    -- ds-user

    データ ストアの共有パスにアクセスするためのユーザ名を指定します。

    -- ds-user-pw

    データ ストアの共有パスにアクセスするためのパスワードを指定します。

    -- ds-pw

    データ ストアで暗号化も有効である場合は、データの暗号化パスワードを指定します。

    リストア ジョブがサブミットされ、進捗状況を表示する画面が表示されます。他のジョブをサブミットする場合は、現在のジョブが完了するのを待つか、Q キーを押して画面を終了した後、新しいジョブをサブミットします。

  4. (オプション)以下のコマンドを使用してボリューム リストア ジョブの進捗状況を確認します。
    d2drestorevol --command=monitor
    

    ボリューム名、経過時間、進捗状況、速度、ステータス、および残り時間など、進捗状況の詳細が画面に表示されます。

    ジョブが完了すると画面は終了します。また、Q キーを押して手動で画面を終了することもできます。手動で画面を終了しても、実行中のリストア ジョブは中断されません。

ボリューム リストア ジョブがサブミットされました。