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継続的な増分バックアップの仕組み

変更を加えなければ、増分スナップショット(バックアップ)は、毎日 96 回継続的に実行されます(15 分間隔)。この定期的なスナップショットでは、新しいバックアップを実行するたびにモニタ対象のバックアップされたブロックが大量に蓄積されるため、増え続けるバックアップ イメージを保存するために容量を追加する必要があります。このような潜在的な問題による影響を最小化するため、Arcserve UDP Agent (Windows) では無限増分バックアップ処理を利用します。無限増分バックアップ処理では、(最初のフル バックアップ以降は)増分スナップショット バックアップを継続的に作成し、使用するストレージ容量を減らし、バックアップ速度を向上させ、実稼働サーバへの負荷を減らします。無限増分バックアップでは、保存する増分子バックアップの数を制限できます。[バックアップ データ形式]が[標準]の場合は、[バックアップ設定]ダイアログ ボックスの[保護設定]タブで[復旧ポイント]オプションを設定します。[バックアップ データ形式]が[拡張](デフォルト)の場合は、[バックアップ設定]ダイアログ ボックスの[スケジュール]タブで[復旧ポイント]オプションを設定します。

指定した制限数を超えると、最も早い(最も古い)増分 - 子バックアップが親バックアップにマージされ、「親と最も古い子」のブロックで構成される新しいベースライン イメージが作成されます(変更されていないブロックは、そのまま残ります)。最も古い子バックアップを親バックアップにマージするサイクルが、これ以降のバックアップごとに繰り返されます。そのため、保存対象(および監視対象)とするバックアップ イメージの数を維持しながら、継続的に増分(I2)スナップショット バックアップを実行することができます。

恒久的な増分