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ハッシュ デスティネーション モードを切り替える方法

デデュプリケーション データ ストアを作成する場合、ハッシュ デスティネーションがソリッド ステート ドライブ(SSD)上にあるか(SSD モード)、ハードディスク ドライブ上にあるか(RAM モード)を指定します。ハードディスクをハッシュ デスティネーションとして設定した場合、ハッシュ キーを処理するためにより多くのメモリが必要になります。その結果、ユーザのバックアップ サイズが大きくなると、すべてのメモリが消費される可能性があります。その場合は、より多くのデータをバックアップするために SSD を追加できます。同様に、SSD をハッシュ デスティネーションとして設定した場合、ハッシュ キーを処理するためにより少ないメモリが必要になります。ただし、より高度なメモリのマシンに移行する場合、より迅速にハッシュを処理するために、RAM モードに切り替えたくなる可能性があります。

ハッシュ デスティネーションを RAM から SSD または SSD から RAM に切り替えるために、Arcserve UDP では、必要に応じて既存のデータ ストアを変更し、モードを変更することができます。

既存のデータ ストアが動作中でもそのデータ ストアを変更できますが、変更を保存すると、データ ストアは再起動します。

RAM モードから SSD モードへの変更

RAM モードから SSD モードに切り替えると、必要なメモリが少なくなります。このため、Arcserve UDP は、「ハッシュ メモリの割り当て」の最小値を自動的に減らします。ただし、ハッシュ メモリの割り当ては手動で変更できます。この場合は、ハッシュ デスティネーション フォルダを SSD に変更します。ハッシュ デスティネーションを変更する場合、Arcserve UDP は、SSD 上の新しい場所にハッシュ ファイルを自動的にコピーします。

SSD モードから RAM モードへの変更

SSD モードから RAM モードに切り替える場合は、RAM に、現在のハッシュ データベースに対応できる容量がある必要があります。たとえば、変更の前に、データ ストアで、 SSD 上に 30 GB のハッシュ ファイルが作成されているとします。変更の後は、ハッシュ ファイル用に 30 GB 以上のメモリを割り当てる必要があります。RAM が不足していると、切り替えが失敗します。この場合、Arcserve UDP は、以下の 2 つのパラメータを自動的に増やします。

これにより、変更後にデータ ストアが確実に起動できます。

この場合は、ハッシュ デスティネーション フォルダをハードディスク ドライブに変更します。ハッシュ デスティネーションを変更する場合、Arcserve UDP は、ハードディスク ドライブ上の新しい場所にハッシュ ファイルを自動的にコピーします。