症状
変更ブロック トラッキング(CBT)機能が有効な場合に、VMware ESXi 6.0 で仮想マシンをバックアップしようとすると、Arcserve UDP エージェントレス バックアップが失敗する場合があります。
この問題は VMware の既知の問題です。バックアップが失敗すると、以下の 2 つの動作が発生する可能性があります。
解決方法
VMware は、最新のビルド ESXi 6.0 Build 2715440 でこの問題を解決しています。ESXi600-201505001 パッチをインストールして、この問題を解決できます。パッチのダウンロードとインストールに関する詳細については、VMware の KB 記事を参照してください。
パッチを適用できない場合は、レジストリ キーで以下の変更を行うことで問題を解決できます。
CBT 接続エラーの解決策
バックアップ ジョブが失敗するのではなく、Arcserve UDP が CBT に接続できない場合、Arcserve UDP はバックアップ ジョブを続行できます。ただし、増分バックアップではなく、Arcserve UDP はデフォルトで VM のディスク全体のバックアップを実行します。フル バックアップが自動的に実行されないようにする場合は、レジストリ キーを追加してこのデフォルトの動作を変更できます。キーを追加して値を 1 に設定すると、Arcserve UDP は CBT エラーが発生した場合にバックアップ ジョブを失敗させます。
このレジストリ キーは、プロキシ サーバで以下のように追加できます。
プロキシ サーバ レベル(このプロキシ サーバで実行されているすべてのバックアップ ジョブに適用)
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll]
"BackupEntireDiskOnCBTBitmapFailure"=dword:00000001
VM レベル
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll\<vm instance uuid>]
"BackupEntireDiskOnCBTBitmapFailure"=dword:00000001
静止スナップショット失敗の解決策
静止スナップショットが失敗した場合は、ゲストの静止なしでスナップショットを取得するオプションが、ホスト ベースのエージェントレス バックアップ プランの[ソース]タブで選択されていることを確認します。
注:VM レベルとプロキシ レベルの両方のレジストリでレジストリ キーを追加した場合、VM レベルのレジストリの設定がプロキシ レベルのレジストリの設定よりも優先されます。
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