Arcserve UDP で組み込みバージョン（6.0.1）以外の異なる VDDK バージョンを適用する方法

VMware Virtual Disk Development Kit （VDDK） 6.0.1 は、Arcserve UDP バージョン 6.0 に組み込まれています。同時に、Arcserve UDP バージョン 6.0 は VDDK 5.5.5 と互換性があります。

VDDK 6.0.1 の代わりに VDDK 5.5.5 を使用するには、以下の手順に従います。

VDDK 5.5.5 を VMware Web サイトからダウンロードします。
すべてのファイルを一時フォルダに抽出します。
以下のパスから、元の bin フォルダの名前を変更して（例: bin_org）、バックアップを作成します。
<Arcserve UDP インストールパス>\Engine\BIN\VDDK\BIN\VDDK64

例： C:\Program Files\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\BIN\VDDK\BIN\VDDK64
bin フォルダを一時フォルダから <Arcserve UDP インストールパス>\Engine\BIN\VDDK\BIN\VDDK64 にコピーします。

注：VDDK 5.5.５のみが Arcserve UDP バージョン 6.0 で Arcserve によって認定されています。他のバージョンの VDDK は、Arcserve UDP バージョン 6.0 で動作することが保証されていません。

VDDK の別のバージョンを適用した後に、仮想スタンバイまたはインスタント VM を実行するには、以下の手順に従います。

以下のコマンドを実行して、サービスの状態を確認します。
```
sc query vstor2-mntapi20-shared
```
注：サービスの状態が「実行中」である場合は、手順 2 に移動します。指定したサービスが存在しない場合は、手順 5 に移動します。
以下のコマンドを実行して、サービスを停止します。
```
sc stop vstor2-mntapi20-shared
```
以下のコマンドを実行して、サービスを削除します。
```
sc delete vstor2-mntapi20-shared
```
以下のコマンドを実行して、サービスが正常に削除されていることを確認します。
```
sc query vstor2-mntapi20-shared      
```
注：サービスの状態が STOP_PENDING である場合は、マシンを再起動します。
vstor2-mntapi20-shared.sys ファイルを以下の場所から削除します。
```
C:\Windows\SysWOW64\drivers
```
BIN フォルダに移動します。
```
<INSTALLDIR>\Engine\BIN
```
以下のコマンドを実行します。
```
ArcDrvInstall.exe -i "INSTALLDIR\Engine\BIN\VDDK\BIN\VDDK64\bin\AMD64\vstor2-mntapi20-shared.sys" -l <log file path> -p <product id>
```
例：ArcDrvInstall.exe -i "C:\Program Files\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\BIN\VDDK\BIN\VDDK64\bin\AMD64\vstor2-mntapi20-shared.sys" -l log.txt -p 2