Windows プラットフォームで有効
症状:
ファイル システム バックアップの実行時、前回のバックアップの完了後に移動または名前変更されたファイルが CA ARCserve Backup によってバックアップされません。 CA ARCserve Backup では、アクティビティ ログにエラーまたは警告メッセージが表示されません。
解決方法:
これは正常な動作です。 Client Agent for Windows では、前回のバックアップが完了した後にファイルが変更された場合のみ、ファイルをバックアップすることができます。 Client Agent for Windows では、変更されたファイルの場合とは異なり、移動または名前変更されたファイルを識別することができません。
この動作の発生を防ぐには、CA ARCserve Backup Agent for Open Files のインストールおよびライセンス取得を行い、ノード上でファイルの移動または名前変更を行う前に、CA Universal Agent サービスがバックアップ環境で実行されていることを確認します。 CA Universal Agent サービスにより、エージェント ノード上で変更または移動されたファイルおよびディレクトリが CA ARCserve Backup で検出できるようになります。 ファイルが移動されたり、名前変更されたり、あるいはその両方が行われた際に Universal Agent サービスが実行中でない場合、CA ARCserve Backup がすべてのファイルを確実にバックアップするように、CA ARCserve Backup Agent for Open Files がインストールおよびライセンス取得済みであることを確認してください。
ファイルまたはフォルダを移動したり名前変更する際、オブジェクトのアーカイブ ビットは更新されません。 その結果、次に増分バックアップ ジョブを実行するときに CA ARCserve Backup ではファイルまたはフォルダがバックアップされません。 移動または名前変更されたファイルが Universal Agent によって検出およびバックアップされるようにするため、Universal Agent は特定の間隔でノードに存在するすべての修正済みボリュームを列挙します。 その後、Universal Agent は、移動または名前変更されたファイルおよびフォルダがあるかどうかボリュームをモニタします。 ファイルまたはフォルダが検出された場合、オブジェクトのアーカイブ ビットが更新されます。
CA Universal Agent サービスのこの機能は、有効または無効にすることができます。 デフォルトではこの機能は有効になっています。 デフォルト動作を変更するには、以下の手順に従います。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ComputerAssociates¥CA ARCserve Backup¥UniversalClientAgent¥Parameters¥VolChangeMgr
デフォルト値 -- 1 有効
オプションの値 -- 0 無効
ボリューム列挙のデフォルト間隔は 1 時間です。 デフォルト動作を変更するには、以下の手順に従います。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ComputerAssociates¥CA ARCserve Backup¥UniversalClientAgent¥Parameters¥RefreshVolEnum
デフォルト値 -- 3600000 (1 時間のミリ秒による表記)
注: 1 分は 60000 ミリ秒です。
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