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フェールオーバの仕組み

フェールオーバは、使用できないノードから使用できるノードにクラスタ リソースをマイグレート(つまり転送)するプロセスです。 フェールオーバは、クラスタ ノードの 1 つに障害が検出されると自動的に開始されます。 クラスタはリソースを監視して、障害がいつ発生したかを特定し、クラスタ化されたリソースをクラスタ内の別のノードに移動することによって障害から復旧するための処理を実行します。

CA ARCserve Backup HA クラスタ環境では、CA ARCserve Backup は各クラスタ ノードにインストールされていますが、1 つのインスタンスのみが動作します。 このクラスタでは、アクティブ ノードが自動的にバックアップ リソースを制御し、バックアップ サーバと呼ばれます。 パッシブ ノード内で管理されているその他の CA ARCserve Backup のインスタンスは、スタンバイ(またはフェールオーバ)サーバと呼ばれ、フェールオーバの際にはその中の 1 つのみがクラスタ システムによって有効化されます。 アクティブ ノードに障害が発生すると、すべてのバックアップ リソースがパッシブ ノードにマイグレートされ、このパッシブ ノードが新しいアクティブ ノードとなります。 新しいアクティブ ノードはバックアップ サーバとしての機能を開始し、元のバックアップ操作を続行し、ジョブ スケジューリングおよびメディア管理サービスが保持されます。

CA ARCserve Backup には、以下の 2 種類のフェールオーバ保護が用意されています。