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GFS ローテーションの使い方

GFS (Grandfather-Father-Son)ローテーションとは、あらかじめ設定されているローテーションのサイクルに合わせて、日、週、月の単位でバックアップを実行する方法のことです。 GFS バックアップ スキーマは、任意の曜日から開始する週 7 日単位のスケジュールを基準にしています。 GFS ローテーション スキーマの主な目的は、メディアのローテーションおよび再利用が一貫した間隔で実行され、最低限の基準を維持できるようにすることです。 このスキーマでは、常に最も古いメディアが最初に使用されます。

少なくとも 1 週間に 1 回はフル バックアップを実行する必要があります。 しかしそれ以外の日は、フル バックアップや差分バックアップを実行してもしなくてもかまいません。 GFS ローテーション スキーマを設定する利点は、いったん GFS の環境設定を行うと、その後に必要となる作業は、正しいメディアがドライブに入っているかどうかを確認するだけになる点です。

その後は、使用するメディアの通知およびメディアの管理が、GFS によって行われます。

注: 月単位のバックアップは、1 年間保存してください。また、このバックアップを保存したメディアは、惨事が発生した場合に備えて、別の安全な場所に保管してください。 これらのメディアは、メディア管理マネージャを使用して追跡できます。

重要: GFS ローテーションでは、日単位、週単位、および月単位の 3 つのメディア プールを作成します。 GFS ローテーションは部分的にカスタマイズ可能であり、メディア名は自動的に指定されます。 カスタム ローテーション スキーマでは、使用するプール、バックアップの日程などのプロパティをユーザが設定できます。 デデュプリケーション デバイスは例外です。デデュプリケーション デバイスは、メディア プールに割り当てできません。ただし、GFS ローテーションをセット アップできます。 詳細については、「デデュプリケーション デバイス上での GFS ローテーション」を参照してください。