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GFS ローテーションの動作方法

通常使用されるメディア ローテーションのスケジュールは、GFS (Grandfather-Father-Son)ローテーションです。 このスケジュールのポリシーでは、日次(Son)、週次(Father)、および月次(Grandfather)のバックアップ メディア セット(テープ)を使用します。 GFS ローテーション スケジュールにより、年間のデータのバックアップを、最小限のメディア(テープ)を使用して実行できます。 GFS ローテーションに使用するテープの数は、バックアップ ポリシーに指定する稼働日数に基づきます。

GFS ローテーションの方法は以下のように機能します。

注: 混乱を避けるため、テープへの命名は明確かつ適切に行うことが重要です。

以下の図は、典型的な 5 日間の GFS ローテーション ポリシーの導入例を示しています。これにより、最小限のバックアップ メディアを使用しながら、安全かつ信頼性の高い方法で年間のデータ バックアップを実行できます。

GFS ローテーション フロー ダイアグラム

注: 5 日間の GFS ローテーション ポリシーには、年間で約 21 のテープが必要ですが、7 日間のポリシーには、年間で約 23 のテープが必要となります(2 つの日次テープを追加)。 どちらのスケジュールの場合も、必要なメディアの量は、指定した保存基準、およびバックアップするデータの量により異なります。 さらに、各スケジュールで必要なメディアの量は、マルチストリーミングを使用するかどうか、およびバックアップ セッションをメディアに追加するかどうかによって変わります。