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制限されたユーザがアクティビティ ログと監査ログにアクセスできない

Windows Server 2003、Windows Vista、および Windows Server 2008 システムで有効。

症状:

Windows 認証および制限された権限(Backup Operator や Remote Desktop User など)を持つ Windows アカウントを使用して CA ARCserve Backup にログインした場合、CA ARCserve Backup アクティビティ ログおよび監査ログにアクセスできません。

注: SQL Server 認証を使用して CA ARCserve Backup データベースで認証するように CA ARCserve Backup を設定する場合、この問題は発生しません。

解決方法:

この問題を解決するには、アクティビティ ログおよび監査ログにアクセスする必要があるすべての Windows アカウントに対して、Microsoft SQL Server 認証を使用して SQL Server に接続する権限を付与します。

Microsoft SQL Server 2000 で権限を付与する方法

  1. Microsoft SQL Server を Windows ファイアウォール例外リストに追加して通信できるようにします。
  2. 制限された Windows アカウントが SQL インスタンス グループまたは sysadmin グループのメンバとして通信することを許可します。

Microsoft SQL Server 2008 Express Edition および Microsoft SQL Server 2005 以降で権限を付与する方法

  1. Microsoft SQL Server を Windows ファイアウォール例外リストに追加して通信できるようにします。
  2. 制限された Windows アカウントが SQL インスタンス グループまたは sysadmin グループのメンバとして通信することを許可します。
  3. 以下を行うことにより、Microsoft SQL Server に制限された Windows アカウントを追加します。
    1. Microsoft SQL Server 管理ツールを開きます。

      オブジェクト エクスプローラを開きます。

      以下の画面に示すように、CA ARCserve Backup サーバ、セキュリティ、ログインの順に展開します。

      Microsoft SQL Server オブジェクト エクスプローラ ウィンドウ

    2. 新しく作成された CA ARCserve Backup インスタンスを右クリックして、ポップアップ メニューの[プロパティ]をクリックします。

      以下の画面に示すように、[ログインのプロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。

      Microsoft SQL Server ログインのプロパティ ダイアログ ボックス

    3. [ユーザ マッピング]をクリックします。
    4. [このログインにマップされたユーザ]フィールドで、[マップ]チェックボックスをクリックして、マップするデータベースを選択します。
    5. [データベース ロール メンバシップ]フィールドで、選択したデータベースについてこのユーザに適用するロールを選択して[OK]をクリックします。