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クラスタ クォーラム ディスクの復旧(ノード障害が発生していない場合)

ノード障害が発生していない場合にクォーラム共有ディスクを復旧させる方法

  1. セカンダリ ノードのクラスタ サービスを停止します。
  2. セカンダリ ノードをシャットダウンします。
  3. プライマリ ノードで、[管理ツール]-[サービス]を開き、クラスタ サービスのスタートアップの種類を[手動]に設定します。
  4. デバイス マネージャで[表示]メニューの[非表示のデバイスの表示]を選択して、クラスタ ディスク ドライバ設定を無効にします。
  5. クラスタ クォーラム ディスクが物理的に破損している場合は、以下の手順に従います。
    1. プライマリ ノードをシャットダウンします。
    2. クラスタ クォーラム共有ディスクを新しいディスクと交換します。
    3. プライマリ ノードを起動します。

      注: クラスタ惨事復旧要件を参照できるようにしておきます。

    4. 共有ディスクで元のディスク シグネチャをリストアするには、以下のいずれかのユーティリティを実行します。
      • Windows 2003 の場合は dumpcfg.exe (バックアップ時にこのユーティリティによって作成された出力ファイルを参照)
      • Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012 の場合は DiskPart
    5. 非クォーラム共有ディスクのパーティションを再作成し、再フォーマットします。
  6. デバイス マネージャで[表示]メニューの[非表示のデバイスの表示]を選択して、クラスタ ディスク ドライバ設定を有効にします。
  7. 「システム状態」をリストアします。 CA ARCserve Backup から、[システム状態]セッションを選択し、右クリックしてローカル オプションを選択します。

    [システム状態リストア オプション]ダイアログ ボックスが表示されます。下図のようにオプションを選択し、クォーラム ドライブのドライブ文字を明示します。

    注: クラスタノードが Active Directory サーバーにある場合、システム状態セッションをリストアする際、プライマリ ノードを再起動して、ディレクトリ リストア モードにします。

  8. プライマリ ノードを再起動します。
  9. クラスタ ファイルかクォーラム ディスクにリストアされていない場合、caclurst.exe ユーティリティを起動して、下記からクラスタ データベースを読み込みます。
    %windir%¥clusbkup
    

    caclurst.exe は、ARCserve ARCserve Backup のホーム ディレクトリにあります。

    caclurst /s c:¥%SystemRoot%¥clusbkup /q Q:
    

    これがリモート惨事復旧である場合は、caclurst.exe ファイルを Client Agent for Windows ディレクトリにコピーします。

  10. プライマリ ノードを再起動します。
  11. セカンダリ ノードに共有ディスクを接続します。
  12. セカンダリ ノードを起動します。