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マルチ ストリーミング バックアップ

システムに 2 つ以上のドライブおよびボリュームがある場合は、バックアップ マネージャ上で[チャネル数 (ストリーム)]オプションを使って、バックアップのパフォーマンスを向上させることができます。 バックアップに使用するために一定の数のチャネルを割り当てた後、Agent および RMAN は、複数のチャネルの組織方法および分散方法、指定されたチャネルがすべて必要かどうかについて決定します。 場合によっては、指定されたすべてのチャネルを使う代わりに、チャネルごとに複数のジョブ(バックアップ ピース)を順次パッケージ化したほうがより適切にジョブが実行される、と RMAN で判断され、結果としてジョブには少数のチャネルのみを使用することもあります。

注: 以前のバージョンのエージェントでは、このタイプのバックアップを実行するために[デスティネーション]タブの[マルチ ストリーミング]オプションを使用しています。 [チャネル数 (ストリーム)]オプションは、この[マルチ ストリーミング]オプションの代わりとなるものです。これによって RMAN とのよりよい統合が可能になり、エージェントではなく RMAN がマルチ ストリーミング プロセスを扱うことができるようになります。 今回のリリースから、バックアップ マネージャの[マルチ ストリーミング]オプションは、Oracle ジョブについては無視されるようになりました。

重要: バックアップ マネージャで複数のチャネルを指定した後は、[デスティネーション]タブで特定のメディアまたはメディア デバイス グループを選択しないようにしてください。マルチ ストリーミングができなくなります。

システムで使用可能なメディアまたはメディア デバイス グループの数により、RMAN が同時に 実行できるジョブの数が制限されます。マルチ ストリーミングの詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。