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バックアップの実行

バックアップ ジョブには、データの抽出元であるデータ ソース(ソース)と、抽出したデータの保管先となるストレージ デバイス(デスティネーション)が必要です。 Lotus Domino からデータをバックアップするには、バックアップ マネージャを使用し、ソースとして Lotus Domino サーバ オブジェクト、デスティネーションとして CA ARCserve Backup デバイスを選択してバックアップ ジョブをサブミットする必要があります。

注: Agent for Lotus Domino は、エージェント サーバでのデータ暗号化およびデータ圧縮をサポートしていません。

データをバックアップする方法

  1. [クイック スタート]-[バックアップ]をクリックします。

    [バックアップ マネージャ]ウィンドウが表示されます。

  2. [ソース]タブで、バックアップする Lotus Domino サーバが含まれるホスト サーバを展開します。

    該当するツリーが展開され、バックアップ可能なサーバが表示されます。

    [ソース]タブ

    注: Lotus Domino サーバ名の長さが使用可能な文字数を超過している場合、CA ARCserve Backup は制限を超えている余分な文字を自動的に切り捨て、文字列の最後の 2 文字を 01 で置き換えます。 同じ名前の Lotus Domino サーバが別に存在する場合、CA ARCserve Backup は再度名前を最大文字数で切り捨て、文字列の最後の 2 文字を 02 で置き換えます。

    CA ARCserve Backup r12 の場合、サーバ名の最大長は 30 文字です。 CA ARCserve Backup r12.1 以降の場合、サーバ名の最大長は 79 文字です。

    CA ARCserve Backup r12 の場合の例

  3. バックアップするデータベースが含まれる Lotus Domino サーバをクリックします。

    該当するツリーが展開され、選択した Lotus Domino サーバ上にあるデータベースのリストが表示されます。 また、Lotus Domino のトランザクション ログ オプションが有効に設定されており、ログ形式としてアーカイブが選択されている場合、展開された Lotus Domino ツリーにトランザクション ログのアイコンも(アルファベット順で)表示されます。

    ツリー

  4. 対応するボックスが緑一色(フル バックアップ)になるまでクリックして、Lotus Domino データベースを選択します。

    Lotus Domino サーバ全体を選択することも、サーバ内の個々のオブジェクト(データベースやトランザクション ログ)を選択することもできます。

  5. (オプション)Lotus Domino サーバを右クリックし、[フィルタ]を選択します。

    [フィルタ]ダイアログ ボックスが開きます。

  6. フィルタ オプションを選択して、[OK]をクリックします。

    注: CA ARCserve Backup Agent for Lotus Domino でサポートしているのは、ファイル パターン フィルタとディレクトリ パターン フィルタのみです。 これらのフィルタを使用すると、特定のファイル名やファイル パターン、または特定のディレクトリ名やディレクトリ パターンに基づいて、ファイルまたはディレクトリをジョブに含めるか除外するかを指定することができます (ファイル データ フィルタは、このエージェントでは使用できません)。 フィルタ オプションの詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。

  7. [スケジュール]タブをクリックして、スケジュールおよびバックアップ方式のオプションを表示します。
  8. [スケジュール]オプションでは、[カスタム スケジュール]または[ローテーション スキーマ]を選択します。
    1. [カスタム スケジュール]オプションでは、バックアップ ジョブを 1 度だけ実行するか、指定したとおりに繰り返し実行するかを指定できます。
      • [繰り返し方法]ドロップダウンから、[1 度だけ]または適切な繰り返し方法([一定間隔]、[曜日]、[週]、[日]または[カスタム])を選択します。
      • 適切なバックアップ方式(フル、増分、または差分)を選択します。

        アーカイブ形式のトランザクション ログ オプションが有効に設定されている場合、増分バックアップを行うと、トランザクション ログ ファイルと、前回のフルまたは増分バックアップ以降に新しい DBIID が割り当てられたファイルのみがバックアップされます。 アーカイブ形式のトランザクション ログ オプションが無効に設定されている場合、増分バックアップを行うと、前回のフル バックアップまたは増分バックアップ以降に変更されたデータベース ファイルのみがバックアップされます。

      注: これらのオプションの詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。

    2. [ローテーション スキーマ]オプションを使用すると、バックアップ方式を組み合わせて、5 ~ 7 日間のカスタマイズされたサイクルで、バックアップ ジョブを実行することができます。
      • 以下のスケジュール オプションから 1 つ選択します。

        [スキーマ名] - サブミットするローテーション ジョブの種類を指定します。

        [開始日] - バックアップを開始する日付を選択します。

        [実行時間] - バックアップを開始する時刻を選択します。

        [GFS を有効化] - 事前定義済みの GFS (Grandfather-Father-Son)ローテーション スキーマを選択します。

      • 適切なバックアップ方式(フル、増分、または差分)を選択します。

        注: これらのオプションの詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。

  9. [デスティネーション]タブをクリックしてデスティネーションのオプションを表示し、バックアップ データの送り先となる適切なバックアップ グループおよび対応するメディア情報を選択します。
  10. ツールバーの[サブミット]をクリックします。

    すべてのバックアップ ジョブ属性を指定すると、バックアップ ジョブが開始されます。 [セキュリティおよびエージェント情報]ダイアログ ボックスが表示されます。

  11. 選択したサーバ ホストのセキュリティ情報(ユーザ名とパスワード)を入力します。 セキュリティ オプションの詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。

    重要: [セキュリティおよびエージェント情報]ダイアログ ボックスには、リモートの Windows NT、および Windows 2003/2008 サーバの情報のみを入力できます。 作業を続行するには、少なくともバックアップするための権限が必要です。 ローカル マシン上の Lotus Domino データベースをバックアップする場合は、このダイアログ ボックスに情報を入力する必要はありません。

  12. [OK]をクリックします。

    [ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスが表示され、ジョブの種類、データベース ファイルのソース ディレクトリ、およびデスティネーションの情報に関するサマリが表示されます。 必要に応じて、[ジョブの詳細]フィールドにジョブの説明を入力します。

  13. [ジョブ実行時刻]で[即実行](すぐにバックアップを実行)または[実行日時指定](バックアップの日時を定義)を選択し、[OK]をクリックしてバックアップ ジョブをサブミットします。

    [ジョブ ステータス]ウィンドウが開き、[ジョブ キュー]と[ジョブの詳細]が表示されます。 サーバ名を右クリックして[プロパティ]を選択すると、より詳細なジョブ モニタ情報を表示することができます。 [ジョブ モニタ]ウィンドウが開き、バックアップ プロセスの詳細とステータスが表示されます。

    [ジョブ モニタ]ウィンドウでジョブ ステータスを表示している図

    バックアップ ジョブが完了すると、ステータス ウィンドウが表示され、バックアップ ジョブの最終ステータス(成功または失敗)が表示されます。

  14. [OK]をクリックします。

    [ステータス]ウィンドウが閉じられます。

詳細情報:

バックアップ計画