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データベースをリストアする際の推奨する作業順序

競合の発生を回避するために、以下の順序でデータベースをリストアすることをお勧めします。

  1. Microsoft SQL Server のこのインスタンスを使用している可能性があるすべてのアプリケーションを終了します。 また、SQL Server Agent サービスを停止します。
  2. master データベースをリストアします。
  3. master データベースをリストアした直後に、msdb データベースをリストアします。
  4. msdb データベースをリストアした直後に、model データベースをリストアします。
  5. ほかのすべてのデータベースを通常モードでリストアします。
  6. ディストリビューション データベースがある場合は、レプリケーション用にリストアします。

注: 上記はあくまでも推奨する順序であり、必須ではありません。しかし上記の順序に従うことで、惨事復旧の作業を単純化して所要時間を短縮できます。 masterデータベースをリストアした後、msdbデータベースをリストアする前にほかのデータベースをリストアすると、その後にmsdbデータベースをリストアしたときに、ほかのデータベースのバックアップおよびリストア履歴の一部がMicrosoft SQL Serverから消失する可能性があります。 master データベースのリストアの詳細については、「マスタ データベースのリストア」または Microsoft SQL Server のマニュアルを参照してください。