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エージェントと Disaster Recovery Option の使用

Exchange Server 2007 および 2010/2013/2017 システムを障害から保護し、障害が発生した場合にサーバを短時間で復旧するには、あらかじめバックアップの計画を立てておくことが重要です。

以下のプロセスは、Exchange Server 2007 または 2010/2013/2017 が実行されている Windows サーバを使用しており、いくつかの Exchange Server のデータベースが実行中であることを前提としています。このサーバに障害が発生し、サーバ全体の再構築が必要になったという前提で説明します。

重要:惨事復旧を実行する前に、Exchange Mailbox Server の最新のフル バックアップ、およびすべてのメールボックス データベースとパブリック フォルダ データベースのデータベース レベルの最新のフル バックアップが取得してあることを確認してください。

  1. Active Directory サーバが壊れた場合は、まず AD サーバの惨事復旧を実行します。詳細については、「Arcserve Backup Disaster Recovery Option ユーザ ガイド」を参照してください。
  2. Exchange Server の惨事復旧を実行します。
  3. すべてのメールボックス データベースおよびパブリック フォルダ データベースのデータベース レベルのリストアを実行します。詳細については、「データベース レベルのバックアップとリストアの実行」を参照してください。

:クラスタ環境で Exchange Server を実行している場合は、その環境特有の設定に従ってメールボックスとパブリック フォルダ データベースのデータベース レベルのリストアを実行します。

以下のエラーを受け取る場合があります。

AE9650 ボリューム シャドウ サービス プロバイダは、操作の状態が不良であることをレポートしています。 

このエラーを受け取った場合、Arcserve BackupDisaster Recovery Option ウィザードを使用して以下の手順をします。

  1. Disaster Recovery を実行し、Exchange 2007 Server を回復します。
  2. Arcserve Backup Agent for Microsoft Exchange を使用し、すべてのストレージ グループ データベースのデータを別の場所にリストアします。[リストア後に回復を実行する]オプションが無効になっていることを確認します。
  3. メールボックスの役割がインストールされた Exchange Server にログインし、IS (Information Store)サービスを停止します。
  4. [ストレージ グループ]フォルダに移動し、*.chk、*.log および *.edb ファイルを削除します。Exchange サーバに複数のストレージ グループがある場合は、すべてのストレージ グループに対して削除操作を繰り返します。
  5. 手順 2 で使用した別の場所で、リストアした *.chk、*.log、および *.edb ファイルを元の場所にコピーします。
  6. IS サービスを再起動します。