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大容量のボリュームにある少量のデータのバックアップ
エージェントは、ファイルごとに処理を実行します。つまり、開かれているファイルが検出されるたびに、それぞれが処理されます。対照的に、VSS ではボリュームごとに処理されます。つまり、VSS の場合、バックアップの開始前にバックアップのボリューム全体を準備する必要があります。このことを念頭に置いて、120 GBのハード ディスクにある10 GBの重要なデータベース ファイルをバックアップする場合を考えてみます。
- VSS を使用すると、120 GB のボリューム全体のスナップショットを用意し、そのボリュームにあるデータを持つ各ライタはファイル(開かれているファイルと閉じられているファイルの両方)を用意してからバックアップ ジョブを開始する必要があります。
- エージェントを使用すると、バックアップのリクエスト時にバックアップ対象のファイルが閉じられていれば、バックアップが即座に開始されます。開かれたファイルがある場合は、エージェントがそれらを同期化して Arcserve Backup でバックアップできるようにします。
そのため、少量のデータ(そのデータがあるボリュームの容量に比べてサイズが小さなデータ)をバックアップする場合は、エージェントを使用した方が開かれているファイルをより高速にバックアップできます。
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