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パフォーマンスの向上方法
ファイル、ファイル グループ、部分バックアップ/リストアによるデータベースのパフォーマンス最適化を利用できるように、データベースの物理レイアウトを考慮してください。
- 高トラフィックが予想されるテーブルを、そうでないテーブルと分離して別のファイル グループに入れると、高トラフィック テーブルを性能の高いディスクに保存し、それ以外のファイルは他のファイル グループとして別のディスクに保存することができます。そのため、テーブルおよびファイル グループのバックアップ ジョブに対するクエリは、高速デバイスにアクセスして行うことができます。
- ファイルおよびファイル グループは、できるだけ多くの異なるデバイス上に作成します。こうすると、これらのテーブルへのクエリが複数の読み取り/書き込みデバイスで処理されます。
- 同じクエリで使用される複数のテーブルは、別々のファイル グループに入れると、データ検索を同時平行で実行できます。
- トランザクション ログ ファイルは、データ ファイルを含まないディスクに保存します。
- Microsoft SQL Server 2005 以降では、複数のファイル グループにテーブルをパーティション分割して、クエリ アクセス時間を短縮し(クエリはデータ全体ではなく一部をスキャンします)、インデックスの再構築などのタスクを単純化させることができます。行方向または列方向のパーティション分割を検討してください。詳細については、Microsoft SQL Server のマニュアルを参照してください。
- ファイルおよびファイル グループを割り当てる際は、データの安定性を考慮してください。たとえば、履歴として使用する静的データは、読み取り専用のファイル グループに割り当てます。SQL 2005 以降では、「データベースの一部」サブセット オプションを使用して、読み取り専用のファイル グループをバックアップ計画から除外し、バックアップ時間を短縮します。
- 複数のファイル グループを使用するデータベース内のファイルを個別にリストアすることができます。データベースが複数のデバイスに割り当てられており、ディスクの 1 つに傷害が発生した場合、そのディスク上のファイルのみをリストアすればよいことになります。
- データ量の増加スピードが速いと予想されるファイルは、別のファイル グループまたはデバイスに保存します。
- ファイルがいっぱいになったら、既存のファイル グループにファイルおよびディスクを追加して、SQL Server が新しいファイルにデータを保存できるようにします。
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