Arcserve Backup を使用して、SQL Server の以下のシステム データベースの保護と回復を管理できます。
master データベースは、SQL Server インスタンス用のすべてのシステム レベル情報を保存します。
msdb データベースは、SQL Server の自動エージェント サービスがアラートとジョブをスケジュールするのに必要なすべての情報を保存します。
model データベースは、SQL Server インスタンス上に作成されるすべてのデータベースのテンプレートとして機能します。これには、データベースのサイズ、復旧モデル、その他のオプションなど、作成した各データベースによって継承されるメタデータが保存されます。
リソース データベース ファイルは読み取り専用です。これには、SQL Server に必要なシステム オブジェクトが含まれます。アクティブ データベースとしてマウントされていないため、ファイルはデータベース バックアップではなくファイル システム バックアップに含まれます。
tempdb データベースには、メモリ常駐型オブジェクトや、クエリ操作に必要な結果などの一時オブジェクトが保存されます。
サーバがレプリケーションのディストリビュータとして設定されている場合は、レプリケーション ディストリビューション データベースも使用できます。このデータベースは、レプリケーション トランザクションに関するメタデータおよび履歴情報を保存し、レプリケーション データベースとして参照される場合もあります。
特定の機能やセカンダリ サーバのコンポーネントおよびサービスによって、追加的なデータベースが作成され、使用される場合があります。ほとんどの場合、これらは通常の運用データベースと同様の方法で処理されます。
重要:3 種類の主要システム データベース(master、msdb、model)は、グローバル ジョブ バックアップ方式、またはローテーション ジョブ バックアップ方式の対象外です。これらの方式を選択しても、結果はフル バックアップになります。
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